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おそるべしドライヤーの進化

平日、ビジネスホテルに宿泊すると80%の確率でアップグレードしてくれる。家ではシングルサイズの布団でこみっと寝ているから、クイーンベッドにアップグレードされても、ちまちまと端っこでねるので、

「シングルでよかったのにな・・・」

と思うこともしばしば。

ベッドの端に手をかけて寝るのがセオリーなので、無駄に大きいと手が届かなくなって眠りが浅くなる。

最近、お気に入りのスーパーホテルでもアップグレードをしてくれる。

「レディースルームにアップグレードさせていただきました」

レディースルームってことは、壁がピンクとかじゃないだろうな・・・フェイスパックとかアメニティーがついているならうれしんだけど・・・と思いながらもせっかくなので

「あらま、ありがとうございます」

とご厚意を受け取らせていただいた。

おそるおそるドアをあけるといつものシンプルな真っ白い壁。よかった。一面ピンクで、蚊帳がついていたりするお姫様ベッド使用になってたら、チェンジで!というところだった。

何がレディースルームなんだろかと探検すると、ライトがつく鏡がひとつ。引き出しの中にドライヤーとヘアアイロンが入っていた。

美容院にいくとヘアアイロンの使い方を教えてくれるのだが、結局めんどくさがってやらない。
「髪をとかさなくても、ワックスだけでくしゃっといい感じにきまるヘアスタイルにしてくれ」
というオーダーしかしないものにとってヘアアイロンはいらない。

が、ドライヤーはいる。
早速、コンセントをさし、取っ手にあるボタンのようなものを押す。が、うんともすんともいわない。

最新機器はセンサーで稼働するのかもしれぬ・・・と考え、手をかざしてみたがこれまた動かず。
どこにスイッチがあるやらとぐるりと回してみてみると、電源ボタン発見。こんな後ろにあったんじゃわからんよと思いながら、ぽちっとおすと、わお!光り輝きだした。

そういえば家のドライヤーは壊れないからといってかれこれ10年も前のものを使っている。

HIGHやLOW、COOLは標準装備として、SENSINGとして、MOISTやVOLUME UP、SCALPまである。

パサパサ髪の人にはしっとりと、薄毛でペラペラ髪でお悩みの人にはボリューミーに、イライラして頭皮にごみがたまっちゃった人には、頭皮ケアですっきりとといったあたりだろうか。

このドライヤー、HIGHにするとものすごく早く髪が乾いてしまうため、LOWモードで1分ずつお試しした。結果、3つの違いがわからないという。ともあれ、すべてのモードを使ったからかどうかわからないが翌朝さらさらヘアが出来上がっていた。

こんなにモードはいらないが、そろそろドライヤーを買い替えようかなと考えちゃうくらい速乾性がありさらさら。ホテルの部屋に導入して実際にお試ししてもらって購入につなげる・・・費用対効果が抜群なマーケティングである。実体験にまさるものなし!

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