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雪の上野菜

以前に雪国特有の野菜保存方法「越冬野菜」について書いたが暖冬の今年はそうもいかないようだ。

年末年始の時期は畑一面に雪が積もり、土が見えることはあまりない。
「大体このあたりに植えてたよな~」
と雪を突っつきながら野菜探しをするのが楽しみなのに、今年は丸見え。


雪の下に長く置くほどみずみずしさがアップするのにこれだけみえちゃったら、逆に水分が飛んでしまう。色も悪くなってきていた。


にんじんも「わたしはここよ」と丸見えなので、すぐに見つかる。
しかも、種まきを失敗したせいか小ぶり。

温野菜にしたらさすがの甘さだったものの、いつもよりもみずみずしさはない。


ネギはかろうじで雪の下にいられたので、シャキシャキしておいしかったもの、白ネギの部分はいつもより短い。

小さい時から年末年始は一面の銀世界で、雪がパラパラ舞うか、猛吹雪のモノトーンの世界で育ったため、温暖化で温かいのは体にはいいが、やはり雪が少ないとどうも年越し迫るという気分にならない。

やっぱり年末はしんしんと降る雪を感じながら熱燗かたむけ、紅白をゆっくりみたいものである。


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