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「東京男子図鑑」をみて。

自粛期間中の暇つぶしはずっとゲームかアマプラかHuluかネトフリかをみてた。普段からアニメとか映画を見るのは好きだったけど、こんなにテレビを見られる機会があるとほんとなんでも見ちゃう。

このあいだは「東京男子図鑑」を見ました。Amazonオリジナルの「東京女子図鑑」の男子版。今回はアマプラでは配信しないし、なんなら東京男子なのに東京では放送を見れなかったみたい。U-NEXTに登録した。そろそろ無料期間が終わるからその前に感想を書いておこうと思う。

「東京女子図鑑」でもそうだったけど、ストーリーは東京にあこがれをもつ男子が住む場所を変えつつ、学生時代から就職・転職して中年?になるまでの話。住む街が変われば彼女と関わっていく人も変わっていく。途中途中で同僚や彼女だった人らの第三者視点で主人公がどんな奴だったかっていうのが付け加えられていく。

「東京女子図鑑」では登場人物が唐突に視聴者に話しかけてくるような、メタっぽい演出がかっこよかったし、田舎から東京に住む女性・仕事や結婚についての葛藤とかのテーマが20代半ばの自分にすごく刺さって、何回も見た。主人公がファッション業界でバリキャリするのもなんだか「プラダを着た悪魔」みたいで好きだった。

「男子図鑑」では演出がちょっと違って、唐突なメタっぽさはなくなって残念だった。けど、登場する女性の描かれ方はむしろこっちの方が好きかもしれない。主人公は相変わらず葛藤しているけど、関わるいろんな女性たちは仕事も恋愛についてもハッキリ自分を持っていて、そういったものに振り回されている感じがない。見ていてストレスが溜まらないし、かっこいい人が多かった。とても今の時代に望まれる女性像って感じ。

主人公はとても優柔不断で頼りなさげでヘタレで…でもそこまでひどくなくてちょうどいいなって思ってしまった。邦画特有の陰険さがない感じ。主人公の葛藤とかって必要だけど、そればっかりだとみていて苦しくなるし息がしにくくなってくる。ちょっと肩から力が抜けているくらいがちょうどいいじゃん。

あと一番好きだったのが最終回・清澄白河の話。ネタバレになっちゃうから全部は言えないけど、主人公が配信にしれっと乱入?するシーンはなんだか救いがあるなと思った。あのシーンで主人公めっちゃいいやつだな!って思ったし、めっちゃファンになっちゃった。何かしたいことがあるときって理由はそこまで考えなくてもいいし、覚悟もそんなに必要ないんだよねって気づかせてくれたかも。ほんと肩の力が抜けてる感じがいいなぁ。(ちなみに清澄白河も個人的に好きな街…笑)

「東京女子図鑑」では街へのあこがれがすごく強く描かれてたけど、こっちの方はそうでもない感じ。でも東京に住むのも悪くないと思える。

なんだかんだ書いたけど、おすすめなのでみんなに見てほしいし、私ももう1周みようと思う。


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