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Big4税理士法人退職後のキャリア

最近旅行記ばっかりでしたが、久しぶりに仕事関連の投稿をしようかと思います。
やっぱりBig4で働いている人の話って、なかなか聞く機会がないのかもしれないですね。まだ有休消化中なので、正式にはまだ辞めていませんが、転職活動終わったので、Big4の人のキャリアとかの話をしようかと思います。おそらく、「Big4税理士法人に入る」までは、いろんな方の記事とかそれこそnoteとかがあると思うのですが、意外と「その後のキャリア」を書いている人はいないかと思うので、書いておきます。

まず、最初に言っておきたいのですが、Big4は退職前の職階で、正直結構転職先が変わると思います。やっぱり、管理職(マネジャー)以上で辞めるのと、シニアアソシエイトまでで辞めるのとでは、大きく差があるように見えました。
どちらが良い、悪いではないのですが、Big4でキャリアを積みたい、と思っている人はぜひ「どこまで昇進するか」を考えてもいいのかな、なんて思います。やはり、福利厚生とかがJTCと比べると全くと言ってないプロフェッショナルファームは「昇進」が重要なファクターなので。

シニアアソシエイトまでで辞める方は、主に①事業会社経理(管理職未満)②中小税理士法人(独立準備含む)③そのまま独立(中小企業サポートメイン)あたりが多いかなと思います。③の道を取る方は、シニアで辞める方でも、前職で中小税理事務所の経験があるとか、相当シニアの在籍年数が長い、とかプラスアルファが必要になるイメージで、①と②が大半かなと思います。
①は会計数値というよりは税務チームがあるところで、申告書作成の基礎資料等を作る側に回るイメージです。

たまに、前職があり、事業会社の経験がある方だと、①でも管理職待遇で働く場合もあるようです。
また、上記には挙げませんでしたが、たまにBig4ホッパーもいらっしゃいます(つまり、別のBig4税理士法人に行く)。これはレアケースですね。多少人の感じは変わりますが、結局やることが変わらないので。

給料は、おそらくですが、③以外はほぼ横ばいか、下がるかなと思います。大きく年収を上げるのは厳しいイメージです。もちろん、②で独立目指す方は将来的には給与が上がる可能性が高いですし、①でも福利厚生やワークライフバランスを考えると、Big4にいるときよりは相対的に幸福度が高くなると思います。要は、何を取りたいか、です。

一方で、マネジャー以上で辞める方は、①事業会社経理(管理職以上、または管理職候補)②中小税理士法人(パートナークラスを目指すポジション)③独立(国際税務やファンド、DDなどアドバイザリーに強みあり)が多いような気がします。

給与は下がることはほぼなく、キープか、上振れの可能性が高くなると思います。やはりマネジャークラスになると、ネームバリューも上がること、一定以上の税務知識を持った人がマーケットに少ないことから、好条件になりやすいと思います。①の事業会社の場合は、ワークライフバランスがBig4よりは絶対良いので、給与ほぼキープでよりホワイトに働くことも可能です。

③は最初は大変であるものの、単価の高いアドバイザリー業務や外資系クライアント対応で稼げるため、成功する方はかなりのジャンプアップが可能です。独立がうまくいかなくても、Big4に戻る選択肢もあり、今はどこも人不足なので、多額の借金を背負う、などなければ、安全性は高いと思います。

管理職はもともと残業代が出ないので、どの選択肢を取っても、残業の増減による年収影響をなくすこともできます。

いかがでしたでしょうか?少しでも興味がある方はぜひBig4で経験を積んでもらえればと思います。大変ですが、日々成長を実感できるのではないかと思います。


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