死者の日について


人は死んだらどこにいくんだろう、どうなるんだろう。
生まれ変わってくるのか、どこか違うところにいくのか。
小さな頃は、考えて眠れなかったりもした。

前noteに書いた
祖母が亡くなった時からまた、そんなことをよく考えるようになった。

いろんな信仰で考え方は違うんだろうけど
私には信仰している宗教と言うものがないので漠然と疑問が広がるだけだ。

生まれ変わって祖母にまた会えたら嬉しいけど、私がいつか死んでしまった時に天国で待ってくれてた方が嬉しいなとも思う。

祖母が亡くなってから二ヶ月と少し、
何も手につかなかった時があった。
友達と会ってもどこか虚しく、好きでやっていた映える写真を撮ることやYouTubeの投稿もしなくなった。
笑って話すのも億劫だった。祖母を思って泣いている方が楽だった。
今は少しは楽にはなったけど、喪失感は消えることがない。

人が死ぬより悲しいことなんて、この世にないと思う。


そんな時に2年くらい前に見た映画の事を思い出した。
ディズニーピクサーの『リメンバーミー』と言う映画だ。

舞台はメキシコで、死者の日と言う、死者を迎えるお祭りの日に、物語は信仰していく。

「死者の日」は、日本で言うお盆のような風習で、その期間には死者の魂が戻ってくると考えられているらしい。
だけど日本のお盆と違うのは、とにかく派手らしいのだ。

色とりどりのカラフルな骸骨、お墓や祭壇にもきれいなお花やテキーラの瓶を飾ってデコレーションする。

死者の写真を飾って、家族みんなでにぎやかに、その人がその場にいるかのように過ごすそうだ。

そして映画、リメンバーミーでは
死者の国も描かれていた。
死者の国は、カラフルで可愛らしい。死んでしまった大切な人たちや、動物もいる。
みんな着飾って、明るく毎日を過ごして、第二の人生を楽しんでいる。

祖母や、祖父や、他の親族や、若くして亡くなってしまった友達や、大好きだったワンちゃんたちも
死者の国で楽しく過ごしてたら最高だなと思った。
と言っても私も命根性汚いので、めちゃくちゃ長生きするつもりなのである。
いつか私が行く日まで待っててくれたら、「待ちくたびれたよ」なんて言ってくれたら幸せだ。

死んだ後どうなるかなんてやっぱりわからない。
でも明日11/2は死者の日の、大人の魂が帰ってくると言われる日。

夜には家で祖母の好きだったスパークリング日本酒を飲みながら乾杯したい。
きっと遊びにきてると思うから。