見出し画像

意識頻度理論を利用した、変化の作り方


昨年10月末にシーズンが終わってから3ヶ月半が経過し、3月上旬のプレシーズンスタートまで残り1ヶ月となりました。


今回で2回目となる4ヶ月のオフシーズン。昨年のこの時期はオーストラリアリーグへ3ヶ月間ローン移籍をしていたのでサッカーでフル稼働でしたが、今年はちょっと疲れてしまったので(笑)、いくつかあったオーストラリアリーグからのオファーを断って、フリーで過ごすことにしました。


というのも、いくら好きなサッカーとはいえ、友達や家族といったコミュニティも全くない土地に行ってそれをゼロから構築するというのは、自分が思っている以上にかなりタフな作業。


さらに、「幸福」というのは、様々な無数の軸の組み合わせから成り立っていて、仕事だけでも、家庭だけでも、役割だけでもなく、無数の組み合わせで決まります。


どの組み合わせが最も幸せなのかは自分しか決められないですし、かといってそれはいきなりわかるわけでもありません。それは、人生の選択の連続の中に見つけていくものだからです。

10代〜20代でどれだけ自分で選択してきたかで、30代からの土台が決まるような気がしてます。だから、今は自分の中にしっかりとした判断基準があって、それを基準に決断できるようになってきました。


その若いうちの選択はいつも「成功」とは限りません。むしろ「失敗」の方が多いと思います。


幸せの感じ方は人によって違いますし、違ったところで気にする必要はないもので、それがたまに人と共有できたら喜びを感じますし、自分自身がまずは幸せを感じる生き方のバランスを見つけることの方が重要だと思います。


自分が幸福を感じられるバランスの良い軸(コミュニティ)作り、リレーションシップ作りっていうのは、選択を繰り返していく中でだんだんとわかってくるものなんだと思います。


その中で新しい出会いもあれば、別れもありますしね。


で、そのバランスを考慮した結果、今年はオーストラリア行きを断った私は4ヶ月間のオフシーズンに突入しまして、そんなオフも残り1ヶ月となりました。

基本はシカゴを拠点にして、トレーニング・旅行・バンド活動・仕事・家族の5軸で形成し、日本にも1ヶ月ほど滞在しました。自分でいくつかしっかりと「戻る場所」というのを作っておくと、ちょっと思考が旅をしたくなった時に、ガッツリいくことができます。


これはトレーニングにしてもプライベートにしてもそうですし、それが「空間的」であったり「精神的」であったり、形は様々です。

今回は、いくつか新しい取り組み(実験)をしましたので、それを紹介したいと思います。



と、その前に。

以前、中野さんがブログで「意識の量が、成長のスピードを決める」という記事を書かれていて、去年はこれを随分と意識しながら試していたのですが、今回のオフシーズンはこれをもとにして、オフ中のトレーニングを自分なりに組み立てて行ってみました。


と、それを書く前に、まず、この記事内で、中野さんが書かれていたこの言葉。

さらに彼らはこの「普通」の上に、「課題」を上乗せします。「パフォーマンスの課題を解決するために必要な日常レベルの課題」を上乗せするのです。


まず、全てのアスリートがこうであるかといったらそうではないと思うのですが、私はどちらかというとこっちタイプの人なのでこれにはものすごく共感します。


この「課題」を明確に言語化できると、成長速度は上がってきます。


「問題(悪)」をなくそうとすると、人も会社も悪くなります。それは、問題や欠点しか見ようとしない人ばかりになるからです。さらに、自分もそっちばかりに意識がいってしまい、目的が「問題探し」になってしまいます。


それだと、成長しません。成長しないどころか、劣化するかも・・・


ただ、問題の原因は常に一歩手前にあります。
それは、「課題(善)」です。


課題というのは、問題が起きないように「準備」をすることです。その準備というのが、スポーツ選手でいえば「怪我をしないような身体作り」「アクシンデントに対する対応力」「想定内を広げて想定外をなるべく減らす」といったところでしょうか。


それでも、課題に取り組んでいても問題は起きます。
その時はこう言います。


「ありがとう」


なぜって?だって、問題が起こるということは、想定外が起きるということなので、それはもう感謝でしかありませんよね。そこから新たに学ぶことができるんですから。



ちょっと話がそれましたが、みなさんにも知っておいてほしい「課題を明確に言語化する」という、成長していく上で欠かせない思考をお伝えさせていただきました。



さて、ではそろそろ本題へ。

ここから先は

2,636字 / 2画像

¥ 200

みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。