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「学童なし」でも今までどおり働けるのか?を考えたら、たどり着いた本音 (フリーランスライターの場合)

4月17日に、何気なくつぶやいたこちらのツイート。

ありがたいことに、「参考になった」との声をたくさんいただいた。このツイートを見た、という企業さんからもご連絡をいただいて、Twitterの力ってすごい……と改めて感じたのだった。

そもそもなぜ「学童なしでがんばってみよう」と思ったのかというと、この1〜2年で、小学校や学童のネガティブな情報をこれでもか、というほど目にしてしまったから。

子育ての6年間はあっという間

私は2〜3年前に知った、「小1の壁」という言葉。子どもが小さいうちは保育園や幼稚園で朝から夕方まで預かってもらえていたのが、小学校に入ったとたん、15時以降の子どもの居場所がなくなるので、今までどおり働くのがむずかしくなる……という意味だそうだ。

放課後を学童で過ごす、という選択肢もあるが、その雰囲気は保育園や幼稚園とはまた違う独特なもののようで、合う子と合わない子に分かれるという。それで、入学後は働き方をどうしようか、悩む保護者さんがたくさんいるのだそう。

私もいよいよ、そのことを考えなければいけない時期になった。遠い日の話だと思っていたのに、子育ての6年間は本当にあっという間……。

「学童なし」を考えた理由

自分好みのニュースが自動で配信されるニュースアプリの機能は、便利だけれど、う〜ん……と思うことがある。これはライターあるあるかもしれないけれど、私は教育の記事を書くことが多いので、インターネットで検索するキーワードも、自然とそっち系が多くなる。だから、普段のくつろぎタイムにまで、教育のニュースがどどっと流れてくるのだ。

なかでも、「学童に児童◯十人つめこみ&放置状態」「上級生からのいじめ」「学童(学校)に行きたくない子どもたち」……といったニュースは衝撃的だった。タイトルを見ただけでも心が重くなるが、わが子に直結することだけに、つい一つひとつ読んでしまう。

そうして気がつけば、私のなかの小学校や学童のイメージは、暗くてこわいもの、と化していた(本当は違うと思う。「未知の世界だからこわいだけ」とアドバイスいただいたのが、まさにそれだ! と感じた)。

なので、まずは学童というよりも、息子を小学校に行かせるのがこわい。それに加えて学童の心配もしなければいけないなんて、もう精神がもたない、というのが一番の理由だった。

幸い私はいま自宅で働いていて、息子がはやく帰ってきても、最悪そのままパソコンに向かうことはできる(?)。だから、できるなら学童に行かせないで、学校が終わったらまっさきに迎えに行きたい or 家の前で息子の帰りを待ちたい。

でも、本当にそれができるの? 4月だけならまだしも、その後もいまの仕事量のままやっていける? みんなどうしてるの……? と思ったのが、上記のツイートをしたきっかけだった。

学童なしでも働ける。でも今までどおりにはいかない

私のツイートにたいして、温かいことに、日ごろから交流のあるフリーランスライターの皆さんが続々と反応してくださった。

……皆さんとても丁寧に教えてくださったので、信憑性に富んだ、もはや有益すぎるコンテンツになっている。

皆さんの声をまとめると、

・学童なしでも仕事は続けられるけれど、やはり大変
・具体的には、1年生の4月と、年に3回の長期休みが大変
・むしろ4月より、長期休みのほうが仕事との両立がむずかしい
・長期休みのたびに仕事量を減らさなければならない

ということがわかった。とくに「うわ〜それ私もなりそう……!」と感じたのが、長期休みのたびに仕事をセーブするから、休みが終わってもなかなか本調子にならず、ようやくリズムを取り戻したところでまた長期休みになる、というご経験談。

たとえば、自分で企画から考えているライターさんの場合、夏休みが終わったら「よし!企画を練るぞ!」と企画を出し、それが通って書き始め、「よーし、この調子で次!」となったときに冬休みに入る……という感じだろうか。一年中リズミカルに働けていた今とは、全然ちがう日々になりそうだ。

朝8時台から夕方まで預かってくださっていた保育園の、なんとありがたかったことか。しかも、子どもが1日中飽きないように、先生がたがさまざまな工夫を凝らしてくださる……本当に尊い。

低学年のうちだけ通わせる選択肢もあり

こんなご経験談もあった。

・1〜2年生のうちだけ学童を使い、中学年で退所する
・ひとまず最初だけ学童ありで、様子を見る

低学年のうちは、保護者が仕事しているのをずっと待っているのがむずかしかったり、かといって地域によっては一人でお外へ遊びに行くのが危なっかしかったりする。だから最初だけ学童を使う、というもの。

たしかに、私は学童なしでがんばりたいと思ったけれど、いまの子は全体的に、学童へ行く子が多いようだ。実際、同じ小学校へ行く予定のママさんに話を聞くと、「私の近所の小学生の子たちは、ほとんど学童行ってるみたい」と言っていた。そのママさんもパートで働いているので、今のところ利用する予定だという。

さらに、学童の種類にもいろいろあって、小学校内の空き教室を使ったところや同じ敷地内にあるもの、ちょっと離れたところにある児童館、民営の放課後サービスなど……選択肢があるようだった。

いっそのこと、全部一緒になればいいのに!(無茶)

考えすぎてよくわからなくなっているうちに、こんな考えまで湧いてきた。

保育園(幼稚園)と小中高が同じ建物にあって、小も中も高も区切りなく、毎年おとなりの教室にうつるだけ! という環境だったらいいのに。

そうすれば、勉強でつまづいても、あたらしい先生に怒られて悲しくなっても、赤ちゃんのころから見てくれた大好きな先生のところへ行って甘えられる。むしろ、保護者も一緒に学べる学校なんてどう? 別室で仕事させてもらえれば、子どもが困ったときにも「おかーさーん!」と駆け込んでこられて最高では?

我ながらなんて身勝手なんだ、と思うが、実現できたら幸せだなぁ……と思ってしまう。

昔、小学校に絵の具や習字セット、教科書などの忘れものを頻繁に届けにきていた母のことを「過保護」だと思っていたのに、今の私といったら、当時の母の心境が痛いほどわかる。

息子が新天地で悲しい思いをしないかどうか、もう、とにかく心配。子どもがいなかったころの私なら、子どもの成長のために放っておくべき! と思っただろうに、今はこんなありさまである。

結局どうするか

子どもと一緒にいる時間は、愛おしく感じたりイライラしたり、怒鳴りちらしたりといつも感情が忙しいけれど、一緒にいないときや子どもたちが寝ている時間は、結局ずっと、彼らのことをあれこれ考えている。

私は、いま時点では、ひとまず学童なしでやってみる。もし仲のいいお友達がみんな学童へ行っている……などで、息子が「ぼくも行きたい」と言い出したら通わせる、という考えに落ち着いた。息子の行く小学校は、その敷地内に学童があるようなので、不安要素のひとつだった「学童までの道のり大丈夫?」は問題ない気がする。

でも、途中入所ができるのかどうかはまだわからない。また何か、有益な情報を見つけたら発信したいと思う。

ツイートにリプをくださった皆さま、本当にありがとうございました。リプ内でほかの雑談が生まれて、交流の場となっていたのも嬉しかったです。


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