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小さな野望

海には海の暮らしがあり、山には山の暮らしがある。

場所が違えば暮らし方も様々。

いくつか私に相性の良い土地について、分かったことがある。
1、程よく人が行き交う場所・流れる場所
2、古い物と新しい物が混ざり合っている場所
3、淀みのない場所

が私にとって今住みやすい場所。

適度に新しい風と、古い風が混じり合う、異国情緒漂う場所に住む人たちは、何処なく現代を生きている感じがしない。少しだけ未来を生きているというのか・・・今を生きているんだけれど、見ているのは1ヶ月後とか、一年後とか・・・

旅先で空き家に関わる事が何度かあったからか、今とても古い物が気になっている。一度誰かが使って輝きを失ってしまったもの。(少し綺麗にしたら問題なく使えるのに・・・という物に惹かれる)

知らない人が昔使っていた家を借りて住んでいる人、昔の人が使っていた機械を使っている人。持ち主が居なくなった畑に新たに水を、手を、命を吹き込む人。

ふと、お仏壇にある過去帳を開いた。思った以上に沢山のご先祖様の名前が記されていた。私たちは1人で生きているのではない、という言葉を耳にするが、歴史と「共に」生きているのかもしれない。

人も、植物も、物も、見えない物も多分同じ。

今私の部屋は、昔の棚に漆の置物に、頂いたアルコールランプに着物に・・・好きなもので溢れかえっている。
はて、どうしたものか。
そろそろどこかに倉庫でも借りようか。

私の場所探しはまだまだ続く。

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