見出し画像

貯金がなくなったわたしの話

わたしはコロナ禍の最中、正社員からフリーターに転職した(転職と言っていいのかも分からないがw)。

24歳くらいで人生初のフリーターになったのだ。今となってはリスクだったなーよく生き延びたなーと思う。

ちなみに、コロナ禍の最中にわたしの貯金は(高校卒業〜24歳くらいまでの貯金)ほぼ底を尽きた。

たまたまホテル業に従事していたのだが、コロナ禍ということもあり、実家に祖母がいたこともあり、ウイルスを保有していたら?家族に感染してしまうという懸念から、別のホテル1室ををわざわざとり、寝泊まりしていた。合計3週間くらいホテル暮らしを続けていたのだが、それでわたしの貯金はまず半分くらいになる。w

そうして、色々あって仕事をやめ、フリーターになったわたし。

まずは雇用保険の手当で暮らそうと思ったが、ハローワークに通う気力もなくなり、なんとかなるだろう〜そんな軽い気持ちで、1度遊びに行ったことのあった愛媛の島へ行き1ヶ月暮らした。

島から帰ってきてからは、畑で作物を育てまくった。地球のサイクル?のようなものが気になったのと、島で農家さんと関わる機会が多く、わたしもやってみたいと思ったからだ。

フリーターとはいえども、毎月のケータイ代、ガソリン代、保険料などの出費はある(実家暮らしであったため家賃などは支払わなくてよかったのだが)。だから、育てた野菜を販売したり、島で仲良くなった農家さんのレモンを販売したりして、お金を稼いだ。しかし、どう考えても収入に支払いが追いつかないため、赤字。w

貯金はさらに無くなった。

その最中、あろうことか、さらにわたしは旅に出たくなり、岐阜県から九州まで車でいき、ひとり弾丸ツアーをしたり、コロナ禍だったから車で移動しまくったりした。

これでさらに貯金は無くなった。w

今思えば自分なにやっとんねんっ!と思うが、本来わたしはぶっ飛び野郎だから、仕方ないとも思う。

貯金を削りながら生活する暮らしをすること約1年。

貯金は本当に底をつき、「そろそろちゃんと働かないきゃいけんのか」そう思っていた矢先、わたしはついに、アルバイトを手に入れた。

友人がやっていたお店のスタッフ。言うてアルバイトなので、補助が出るわけでもなく、収入と支出はトントンくらい。

今覚えば、わたしは貯金と交換で、とても多くの経験と、出会いを体験した。というか、貯金があったことによって不自由なく生活しながら、さまざまな経験ができたと言うこと。

初めての場所、初めて出会う人、初めて触れる土地のバイブスに、習慣・・・全てが新鮮で、なんてわたしは無知で、世界は(日本は)わたしにとって未知なんだと感じたことを覚えている。思い出は、今でも鮮明に。

今は次の旅に向けてのお金を貯めている最中で、きっと旅から帰ってくれば殻になる。代わりに何(経験)を持って帰ってこようか考えるのがとても楽しい。


空のコップ、空の水槽、空の通帳、軽くなったスマホの容量、写真データ・・・スマホも、通帳もそれらは全て器であるのならば、一体どんなものが入っているのだろうか。決して重くなく、軽い状態でありたいと思うこの頃(中身が空という意味ではない)。定期的にいらないデーターがないか削除して、整理するように、水槽の掃除をするように、お金も整理した方が良いのかもしれない。


高校を卒業してからコツコツ貯めていたお金、そして両親が私が幼い時からせっせと貯めていてくれたお金。それらは、今、目に見えなくなっているが(泣w)、経験と、人の繋がりと、道になっている。わたしが今”ここ”にいて、こうして文章をかけているのだから、お金の使い方はマッチしていたのだなとも思う。


人間、お金の使い方は人それぞれだ。

しかし、わたしがまだまだ短い人生の中で学んだことは、心からやりたいと、ワクワクすると思っていることに使えば、使ったお金はいずれ自分への投資となり、これから進むであろう未来の道になっていると言うことだ。

見かけでは、他人のために使ったことでも、周りに回っていつか(来世かもしれない)、かえってくると信じている。行きつけだった、お気に入りのカフェから、働かないか?って誘われたことだってあるくらいだし。


まあ上記は、パートナーもいない、実家暮らしの人間だから言えることかもしれないが。

お金に困窮しても、助けてくれる人がいて、働き口を相談してくれる人がいて、本当に恵まれているなと思うこの頃。

お金って、結局人の縁にはかなわないんじゃないか、お金ってそもそもなんだ!と言うところがわたしの疑問の本質・・・


お金が助けてくれるのではない、「縁が助けてくれる」のだろうか。

まあ縁を作るには、お金を使うが先になるのかもしれないが。

これらは、27歳って大人だと思ったら、実際どうでもなかったわたしが思うこと。3分の1くらいは本当だと思う。

あのときフリーターになって、本当によかった。

ありがとう。(今だから言えること)


2024.05.12 フリーターなのに旅しまくって、貯金を空にしたから、仕方ねぇなって言って天が味方してくれて、わたしはクラファンに成功したんだなとつくづく思う /  とは言いつつも、気分でファストフードや、ネットショッピングに散財するのはなんとかしたい・・・。 yukina

この記事が参加している募集

自己紹介

新生活をたのしく

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは活動費用にさせていただきます。