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わたく詩

「詩とわたし」のテーマで真っ先に思い浮かぶのは、初めて人前で詩を朗読した日のこと。

大学時代に2年間ロンドンで一緒に住んでいた友人が日本に遊びに来た際にプロポーズされて、2年後の結婚式で詩を朗読して欲しいと頼まれたのは、詠み人知らずのネットで拾ったという画像だけが唯一存在するこの詩。

読み返す度に、友人の晴れの舞台をしっかり彩りたくて結構真面目に練習して本番用に可愛い便箋に書いて挑んだ事や、卒業後一切会ってなくても結婚式に呼んでくれて、しかもブライズメイドという大役を任せてくれたこと、結婚式前1週間家に泊まって家族ディナーや同じく他の国から来てる親戚とみんなで観光したり、大学時代みたいに夜中までワイン飲んでふざけながら引き出物の準備したりなどイベント盛りだくさんで楽しかった時間とセットで思い出せる。

そして何より、大学時代からずっと友人の事を好きで、プロポーズするまでいつでもタイミングが来たらすぐプロポーズ出来るようにと指輪を肌身離さず持っていたような人と、こんなロマンチックな詩を2人の特別な日に相応しいと選ぶくらい友人も相手のことを好きだと思って結婚するのがとても嬉しかった事を思い出す。

[The One]というタイトルのこの詩は、「あなたが⚫︎⚫︎する人が、あなたにとって▲▲であるとき」というフレーズを繰り返した後、「それはあなたがこの先人生を共にする最愛の人を見つけたという事ですね」と締めくくられる。

この詩のフレーズは全部好きだけど、特に好きなのは、2段落目の「見つめ合うその瞳が、あなたの希望や夢に始まりを与える」ってところ。
相手の瞳の中に夢や希望を見出せるということは、きっと一緒にその夢や希望を叶えていける人だし、お互いの夢や希望を応援して見守ってくれる人、って事じゃないですか。

自分の結婚式するならどこかで使いたいくらい好きだし、もし私の友人でこれから結婚する予定があって、この詩を読んで欲しい人が居たら喜んでまた可愛い便箋に書き写して読みますのでご連絡下さい。

ちょっと文字数が足りないので、結婚式前日にマーケットで買った新婚さん用の車のオーナメントの写真を載せます。

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