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個人的オススメミュージカル&舞台

※2023年に観たミュージカルからオススメを紹介します。
ウィキッド、ライオンキング、アラジン、有名な大ヒットミュージカルは観ていないので、そういったメジャープレイヤーは出てきません。

1.ミュージカルの世界に入り込むなら
『ムーラン・ルージュ』

ムーラン・ルージュは2023年12月現在、東京でも公演がやっているので舞台セットを見たことがある人も居るかも知れませんが、劇場全体がパリのキャバレー、ムーラン・ルージュの店内のような装飾がされています。
どの席でも没入感はありますが、ニューヨークの劇場では最前列がテーブル席になっていて、観客は本当にムーラン・ルージュの客になったような気持ちで観劇する事が出来るのがオススメポイント。

映画ムーラン・ルージュガチ勢としてはユアン・マクレガーとニコール・キッドマンを超えることは不可能ですが、映画ムーラン・ルージュのエッセンスは大切に残しながらも、定期的に流行曲を入れ替えてアレンジを加えている為、新しい現代のムーラン・ルージュとして楽しめます。
ただし、売れない英国人の脚本家である主人公が、売れないオハイオ出身の脚本家と改定されている点については私は許していません。
英国人であるからこそ、教養のある紳士でありながらもウブで可愛い主人公を放っておけない(๑♡∀♡๑)となるのであって、オハイオ出身ボーイとかただの顔だけが良いボーイだろ…ま、可愛いから許すけど。

2.王道ミュージカルが好きなら
『サムライクイットホット(お熱いのがお好き)』

マリリン・モンローが出演した『お熱いのがお好き』をミュージカル舞台化した作品。
歌やダンスは勿論、コメディあり、ドタバタありで、これぞ王道ミュージカル!!
私は王道ミュージカルが好きなので、個人的に1番オススメのミュージカルは今のところこれ。
とにかく、ミュージカルに求めているもの全て満たしてくれるので、観終わった後の満足感がとても高いです。
2023年トニー賞衣装デザイン賞を受賞した、モンロー感を残しつつもコスプレではない華やかなドレスの数々もうっとりでした。

3.観たことのない新しいミュージカルが観たいなら
『ハミルトン』

米国建国の父、アレキサンダー•ハミルトンの半生を、ほぼ全編に渡りヒップホップで描くというどえらい作品。
普通にセリフを言う瞬間が無い為、一瞬でも気を抜くと何を言っているか分からなくなり、ストーリーが追えなくなるという危険を秘めているけれど、今までに観たことのないミュージカル鑑賞経験をしたい人にはオススメ。
孤児からの叩き上げで議員になりアメリカ建国の父とまで呼ばれるようになったアレキサンダーハミルトンの生涯にヒップホップはとても合う。
めちゃくちゃかっこいい。

オフ・ブロードウェイというブロードウェイのメインストリートからは外れた小さい劇場から始まり、評判が評判を呼び、2016年には第70回トニー賞13部門16ノミネートを獲得し、全部門及びトニー賞史上最多ノミネート記録、2度の全米ツアーをするまでになるハミルトン本人のようなのし上がり伝説を持っている。

私の周りでオススメ!と言う人が1番多いのはハミルトン。

4.ニューヨークで観るなら
『ニューヨーク•ニューヨーク』

せっかくニューヨークでミュージカルを観るなら、70年代ニューヨークを舞台にしたミュージカル、『ニューヨーク•ニューヨーク』がオススメ!
全ての夢が叶う街ニューヨークで売れっ子ミュージシャンを夢見るボーイと、同じく一人前の歌手になりたいガール、そして彼らを取り巻く人々もまた、それぞれの夢を追ってニューヨークに来た夢追い人たち。
キャラクターそれぞれが実力派で歌もダンスも素晴らしいですし、舞台装置は2023年トニー賞装
置デザイン賞を受賞したほどなので、主人公以外のシーンも場面も見応えあり!
鑑賞後に舞台となった街を歩けるという贅沢な楽しみ方が出来るのも、ニューヨークで観るオススメポイントです。

また、みんな大好きニューヨークのお隣、ニューアークの埼玉的なdisられ感も親近感があって面白いのでぜひチェックして欲しいです。

(※2023年6月で終幕)

5.舞台なら
『the play goes wrong』

ミュージカルではない舞台は2作品しか観ていないのでオススメも何もないですが、この作品は、ある大学の演劇サークルがミステリー劇を上演するが、演者がセリフ忘れるわ、舞台セットは壊れたり、とにかく全てが悪い方向に行ってしまうというストーリー。
「ドリフが舞台になったらこんな感じだろうな」というのを想像して貰えたらと思います。
ドリフの血が流れている私は最初から最後まで笑いっぱなしで、何度でも観れる。

6.その他ランク外作品


●ミュージカル
『シカゴ』
レニーゼルウィガーとキャサリンゼタジョーンズの映画シカゴを百万回は観てるので、本物だ!!!!という感覚でした。
ムーラン・ルージュとは異なり、曲は映画とあまり相違無かったように思う。
バンドが舞台のど真ん中に居て、バンドを中心に舞台セットが組まれ、所々役者との絡みもあるという、舞台の作り方が面白かった。
有名なミュージカルだし、本物だ!!!!!!感を味わうのにオススメ。

『キンバリーアキンボ』
人より早く歳をとる病気の少女の話。
演技や歌唱力などは凄いけどストーリー的にハマらず。

『シュックド』
村人全員村から出た事が無いような米国南部の小さな村でトウモロコシの病気が発生し、治療法を探して旅に出る話
出演者の歌唱力も高く、散りばめられたジョークも面白いので、たくさん笑いたい人にはオススメ。

『タイタニーク』
タイタニックとセリーヌ・ディオンのパロディミュージカル。
タイタニック、セリーヌ・ディオン、についてのある程度の知識があって、下ネタ満載なネタが好きならお腹よじれるくらい笑えると思う。

『バッドシンデレラ』
王子様や魔法使いに頼らない強い現代のシンデレラ像を描こうとしてるんだけど、ちょいワルアピールの為に広場の銅像に落書きする謎行動が見受けられちょっと冷めるなどした。
衣装がカラフルでとても可愛いのと、強くてかっこいい女性!ガールパワー!のエネルギー貰いたい人にオススメ

『キャメロット』
奥行きのある舞台で上演される為、雪深い山間の幻の王国キャメロットの幻想的な雰囲気や、お城の中の荘厳な雰囲気がとても良く出ていて、キャピついた最近のミュージカルとは風格が違う。
古典作品のエレガンスと王家のゴシップを感じたい人にオススメ!

舞台
『ドラキュラ』
ドラキュラ伯爵の物語をコメディタッチで現代風(おゲイ色濃いめ、ギャグ多め)でリメイクした作品。
ドラキュラ伯爵がべらぼうに美しくセクシーでとても面白いコメディ作品。
ドリフとの比較で落選しただけで、ポイントは高い。

『マインドマングラー』
ドリフ的演劇を書いた人脚本•主演の1人劇。
インチキマジシャン、マインドマングラーさんのマジックショーという設定なので顧客巻き込みもあり、仕込み客が居てやらかしたり、インチキ感を楽しみつつも最後はえっ?本当にマジシャン??となる不思議体験が出来て面白い。
オススメするかと言うと微妙。

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