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迫り来る影!

気温の乱高下が続き、3月31日の本日、遂に夏日を迎えた東京都内です。
そんな中、我々に忍び寄る影…。
そう、タヌキ…ではなく、花粉です!
私も花粉に苦しむ民のひとりなので、毎年のこの時期が地獄でなりません。

私の場合、喉が元々それほど強いわけではないので、花粉症の症状は真っ先に喉に出ます。
はじめのうちは喉がガサガサしたりイガイガしたりといった不快感程度なのですが、酷くなると咳が出始めます。
そして、ゲホゲホと咳を繰り返す頃に、ようやく鼻に症状が出始めます。鼻水が止まらないというやつです。
幸いなのが、メガネを常用しているからなのか、目には症状が出ないというところです。
これで目にまで症状が出たら、それこそ地獄です。

喉から症状が出てくるので、周りからは「風邪」や「インフルエンザ」の疑いを持たれます。
そして、ここ数年は「新型コロナウイルス感染症」も疑われかねない状況で、肩身の狭い思いでした。
特に歌ったり、長時間喋ったりといった喉を酷使した時は、ただでさえ花粉の影響で喉が悲惨な状況での酷使なので、その惨状は風邪やインフルエンザの症状と見紛うばかりです。
もっとも、当の本人としては、自覚症状が喉の不調(前述のように、酷くなると鼻にも不調)程度であり、発熱といったその他の諸症状が皆無のため、経験則で「今年もこの時期が来たか」というのがわかります。
もちろん、他の症状が出た際には医療機関を受診しますが、それで下される診断が「所謂花粉症ですね」であることが殆どです。

そんな花粉に恐怖し怯える毎日ですが、先日、大江戸線を利用した際、花粉が多く飛散すると予報が出ていた日にも関わらず、体調がかなり良かったのです。
大江戸線は都内以外の方には馴染みがない鉄道路線かと思いますが、一言で言うと、めちゃくちゃ深いところを走る地下鉄です。
しかも、他線との直通運転もなく、車両基地も地下。
唯一地上に出るのが、定期検査を受ける際に浅草線の馬込車両検修場に入る時だけです。
そういった事情故か、車両内に花粉がそれ程入り込まないのかなと。
他の地下鉄路線と比べても、大江戸線乗車時が圧倒的に花粉症の症状が軽かったです。
日本ではおよそ3,000万人が罹患していると言われている花粉症。そんな花粉症の脅威から逃れるために、我々は奥深い地下生活に順応していく必要があるのかもしれません。

花粉症が辛い辛いと言っても、世の中にはもっと辛いアレルギー症状で苦しんでいる方々がいるのも事実です。
寒暖差アレルギーや電磁波アレルギー、身近なところだと食物アレルギーなど。
気候変動の激しい昨今では寒暖差も大きいですし、電磁波は都市部ではありとあらゆるところを飛んでいると言っても過言ではありません。
そして食物アレルギーです。食べ物が制限される上に、それがどのように調理されたのかがわからないと、安心して食事もできません。重篤な場合は生命に関わることもありえますから。
そういった方々と比べれば、我々花粉症の悩みは小さいものなのかもしれません。なにせ「1年間の特定の時期に辛くなるだけ」なのですから。
周りを見たらキリがありません。

そんなこんなで、辛い毎日ながらも、そんなことには負けずに日々を過ごしていきたいなと思う3月末日なのでした。

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