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未経験(社会人4年目)からデジタルマーケターに転職するまで

※このnoteは、2022年1月3日時点のものです。

毎日何のために、誰のために働いてるんだろう。
生きていくためだけに働いてるな。

このような想いを抱えながら働くのってとても辛いですよね…
これは、私が社会人3年目のときに抱えていた想いです(・・;)

このnoteでは、上記のようなネガティブな想いを原動力に、私がデジタルマーケティング職に転職するまでの道のりを時系列順にまとめていきます。

転職を通して、ネガティブな感情って、ときに本当に行動のエネルギー源になることを知りました。

現状になんかもやもやするな、という方や私と同じような想いを持つ方にとって何か少しでも参考になりましたら幸いです!
それでは、参ります!

転職を意識したきっかけ(社会人3年目の8月頃)

転職を意識したきっかけ

初めに、転職を決意したきっかけをまとめていきます。

私が働き出したときの理由は、大きく以下の2つでした。

  1. 給与や雇用の面で安定している

  2. 地元に広く貢献したいという漠然とした想い

仕事の内容や、具体的にどんな仕事をしてどのように貢献していきたいのか、ということをきちんと検討しませんでした。

その結果、徐々に目指す理念なく、生活のためだけに働いているような状態になってしまいました。

そのときは、仕事に満足できていないという想いから、私生活までもなんだか味気なく感じていました。

その現状や自分のキャリアにとても後悔し、
自分が心からやりたいと思うことで、社会のお役に立ちたい…!
そして、人生を後悔ないものにしたい。

と思うようになったことが、転職のきっかけです。

現職において自分1人でできることが増えるにつれ、自己成長を目的に働くことが難しくなったので、このような想いが芽生え出したのだと思います。


転職までの道のり

転職までの道のり

1.私がやりたいことってなんだろう(8月〜9月頃)

まずは、自分が興味があり、やりたいことを探すために、色々な本を読んだり、サイトで調べたりしました。

今まできちんと考えてこなかったので、最初はやりたいことと言っても、まったく検討がつきませんでした(・・;)

しかし、仕事に対してもやもやしていたので、将来について考える時間は楽しかったのを覚えています。

カウンセラー、データアナリスト、プログラマーなど直感的に興味があるな、と思った職種について順に検討していった結果、最終的にデジタルマーケターを目指してみたいと思うようになりました。

デジタルマーケターを目指したいと思った理由は、大きく以下の2つです。

  1. 想いや悩みを抱える多くの方に、ピンポイントに情報を届けることができるデジタル媒体を使い、有益な情報発信やよいものをより広めるサポートをすることで、直接的に人が抱える課題解決のサポートができる

  2. 自分が存在することで、ものやサービスに付加価値をつけ、社会に貢献できる

多くの方の想いの実現や悩みの解消のサポートができるということと、私が存在し、価値提供することでお役に立てるというところが魅力的でした。

現職はかなり大所帯ということもあり、仕事が細分化されており、自分の存在意義はあるのか、果たして人のお役に立てているのだろうか、という想いもあったので、このような点に惹かれていったのだと思います。


2.デジタルマーケターになりたい。でもあまりに何のスキルも経験もない。(9月頃)

デジタルマーケターになりたいと思うようになりましたが、当時の自分には、その想いだけで、スキルは何もありませんでした。

また、現職になったときは、下調べをきちんとせずに、次第に後悔するようになったことへの反省もあり、今度は転職を納得いくものにするため、自分で調べられることや経験できることはしてから目指そうと思いました。

現職の性質上、年度途中で退職すると、周囲の負担がかなり増えてしまうため、翌年度の3月末に退職し、4月からデジタルマーケターとして働き出せるように動こうと目標を立てました。


3.オンラインサロンに入会(9月頃)

初めに、情報収集のためにオンラインサロンに入会しました。

初めての世界だったので、かなり不安がありましたが、以下3つの理由から思い切って入会しました。

  1. 主催者が、スタートアップ企業の元経営者であり、現在は企業のSEOコンサルティングを行なっている方なので、リアルな現場の情報を得ることができると思った

  2. YouTubeで実名・顔出しで情報発信していたので、ある程度信頼できた

  3. 月額1,000円ちょっとと安く、本を1冊買うくらいの値段であれば1度入ってみようと思えた

このオンラインサロンで、SEOのことや、実際のお仕事のことなどについて教えていただいたので、初めは少し疑心暗鬼なところもあったのですが、今では本当に入ってよかったと思っています。

また、オンラインサロンのつながりにより、プロのマーケターの方に転職の相談にのっていただくこともでき、本当にありがたいかぎりでした。

しかし、もちろん、当たり・はずれや合う・合わないということはあるかと思うので、入会する際は、色々ご検討されるのが良いかと思います。


4.個人ブログを開始(9月末頃)

次に、個人ブログの運営を開始しました。

ブログをやろうと思ったのは、以下3つの理由からです

①自分がデジタルマーケティングに熱を持って取り組むことができるかどうか見極めるために、デジタルマーケターの擬似体験がしたかった
②ブログは、月額1,000円ほどで、個人でもお金をかけずにデジタルマーケティングを体験できる
③始めるに当たり、多くの方の想いの実現や悩みの解消のサポートができるようになりたい

ブログの立ち上げについて何の知識もありませんでしたが、YouTubeを見ながら立ち上げることができました。

ブログの始め方は、検索すればたくさん出てきます。

また、ブログのテーマ選びのポイントは、以下3つが重要だと感じました。

①何でもいいので、自分が得意で読者に有益な情報発信ができる分野を選択する
②自分が楽しく情報発信できる分野を選択する
③できるだけ競合が少ない分野を選択する(何が何でもというわけではありませんが、短期間で成果が出やすくなると思います。)

私は、ニッチな趣味の分野を選択しました。

当時は読んでもらえるのか、と不安でしたが、今では、競合が少ないため多くの方の目に留めていただきやすいというメリットを大きく感じています。


5.ブログ運営に注力(10月〜翌9月上旬頃)

ブログを始めたとき、1年後までに達成したい目標を以下の3つ立てました。

  1. 検索順位1位の達成

  2. 1,000PV /月の達成(後に達成できたため、10,000PV /月に変更)

  3. 読者に寄り添い、想いの実現や悩みの解消のサポートができるようなブログにする

現職が副業禁止であり、収益化を目標にできなかったこともあり、上記の目標を立てました。

しかし、初めのうちはまったく記事が読まれません。
当たり前なのですが、その現実に直面するとかなり辛いものがあります(・・;)

けれど、現状に後悔しているというネガティブな想いから、何とかブログやデジタルマーケティングにやりがいを見出し、現状を変えたい…!と思っていました。

そして、SEOと読みやすい文章の書き方について本やサイト、オンラインサロンで情報収集して、約1年間ブログを書きました。

仕事が忙しい日でも、平日は最低1時間、休日は最低5時間は毎日取り組んでいました。

その結果、1年後までに全ての目標を達成することができ、今では当初からでは想像できないほどブログがかけがえのないものになりました。


6.職場に退職意向を伝えた(11月上旬)

10月頃から、じわじわと「そろそろ職場に退職意向伝えなきゃな…気が重いな…」と思い始めていました(;▽;)

伝えたらなんて言われるかな…などとぐるぐる考えてしまい、なかなか言い出せませんでした。
不安から、色々なサイトで転職意向の伝え方について調べました。

悩み始めてからおよそ1ヶ月後、伝えたいことを原稿にして、入念に準備した上で3月末での退職意向を伝えました。

すると、上司からの反応は意外に温かいものでした。
そのポイントを以下にまとめます。

  • やりたいことをやる考え方はとても好き。現職にしがみつく必要はない。

  • 自分は仕事をがむしゃらにやってきたけど、後悔だらけ(優しい)

  • 自分は退職後、やりたいことをやろうと思ってる

  • 今動くのは、タイミング的にもいいね

  • 気が変わることはないと思うけど、1月くらいまでなら退職意向撤回できるから、そこは安心してね

当時、私の考えを応援してくれる人は周囲にほとんどいなかったので、温かく受け入れていただいた上司には、とても救われました。

私もこんな温かい大人になりたいです。


いよいよ転職活動開始(9月〜12月頃)

いよいよ転職活動開始!

使用した求人媒体(Wantedly/Green)

ブログや下調べを通して、デジタルマーケターの働き方のイメージを持つことが、また、やりがいを持って取り組むことができるという感覚を掴むこともでき、いよいよ転職活動を始めました。

私が転職活動に使った媒体は、以下2つです。

Wantedly →  企業が払うお金は掲載料のみ。成功報酬(企業が採用できた場合に媒体に払うお金)はかからない。
Green    →     成功報酬は、一律30〜90万円。転職エージェントに比べると安い。

どちらも、IT業界の求人を多く扱う求人メディアです。

各媒体に登録したら、まずはプロフィールを充実させることをおすすめします。
人事の方の目に留めていただき、スカウトをいただきやすくなります。

ちなみに、Wantedlyについては、企業の価値観や理念、ミッションが中心に書かれており、福利厚生や年収については一切書かれていません。

そのため、気になる会社があった場合は、コーポレートサイトを確認するなど、下調べをしてから応募するのがよいかと思います。

その他、私は転職エージェントは利用しませんでした。

転職エージェントは、エージェント経由で採用が決まった場合、内定者の年収の3〜4割が成功報酬としてかかるそうです。

そのため、未経験での応募の場合、同じ成功報酬がかかるなら、経験者を採用しようとなってしまう可能性があるので、転職エージェント経由での応募はしないようにしていました。

しかし、エージェントによっては親身に相談に乗ってくれるところもあるかと思うので、個人に合った使い方をするのがよいかと思います。

ちなみに私は、Wantedly経由でご縁をいただきました。


企業の決算書をチェック

決算書等の書類については、まったくの初心者なので、あくまで参考として書いておきます。

気になった企業について、財務状況を把握したかったので、サイトで決算書のデータを調べ、債務超過となっていないか(ベンチャーの場合、創業したばかりであること等あるので、一概に悪いとは言えないようですが)、赤字なのか黒字なのか等を調べました。

前述したとおり、決算書等まったく詳しくないのですが、色々なサイトで見方を調べて、なんとなーく把握しておりました(・・;)

なんとなくの把握でお恥ずかしいのですが、調べないよりはよかったかなと思っています。


転職の口コミサイトに登録

情報収集のため、私は以下2つの口コミサイトに登録しました。

エン ライトハウス→年間5000万ユーザーが利用する日本最大の会社口コミプラットフォーム
NEWTRAL→ITエンジニア転職特化の面接口コミサービス

エン ライトハウスについては、主に、コーポレートサイトからではわからない、ネガティブな情報(ブラックかどうかなど)を集めるために利用しました。

全てが正しい情報とは限りませんが、選考を受けるかどうか迷ったときに、非常に参考になりました。

NEWTRALについては、面接で実際に聞かれたことや、面接の雰囲気の口コミが寄せられています。

もちろん口コミサイトに記載のあったこと以外にも本番の面接では聞かれましたが、受けたい企業の口コミがある場合は、とても参考になるかと思います。

NEWTRALは、全ての掲載情報を閲覧したい場合、有料となってしまいますが、私が利用したときは、TwitterでNEWTRALについてシェアすると、1日間無料で利用できました。


面接準備

次に、私が行った面接準備について紹介していきます。

面接準備で行ったこと、心がけたことは以下4つです!

①面接で聞かれそうな質問をノートに言語化
②言語化したことを声に出しながら暗記(本番では暗記したようには話せませんでしたが、内容を丸々頭に入れたことで、比較的落ち着いて臨むことがことができたと思います)
③読み返しながら2、3回内容を修正(話す内容より、人柄(企業文化に合うかどうか、一緒に働きたいか)や伝え方の方が重要だと思ったので修正は2、3回程度にしました)
東京三澤面接塾で面接対策をしていただいた(模擬面接がしたいと思い、3回ほど面接をしていただきました。お金がかかるので、周囲に模擬面接に協力していただけそうな方がいる場合は、お願いするのもよいかと思います。)

私は、言語化にかなりの時間がかかったので、余裕を持って言語化を始めるとよいかと思います。

ここまでにおよそ1年間準備していたので、既に感慨深くなりそうな気持ちを抑えつつ面接準備をしていました…笑


履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ作成

面接のための書類を作成する上で心がけたことや注意したことを紹介していきます。

履歴書・職務経歴書の様式は、転職関連のサイトから無料でダウンロードできます!

私は、履歴書はdodaのサイトから、職務経歴書はリクナビNEXTのサイトからダウンロードしました。

ただ、私の場合は、コーポレートサイトのフォームからの直接応募で、これらの書類は使わずにおわってしまったので参考までとしていただければと思います。

しかし、これらの書類で事前に思考を言語化していたことは、フォームから応募する際にかなり役立ちました。

書類作成の上では、やな様のnoteを参考とさせていただきました。

実体験を元に、かなり具体的にWEBマーケターになるまでの道のりを紹介してくださっているので、同じような道を志す私にとっては本当にありがたいnoteです。

それぞれの書類作成の上で注意したことは以下のとおりです!

【履歴書作成の上で注意したこと】
・想いが伝わるよう志望動機欄を多くとるようにしました

【私が使用した履歴書の様式】

履歴書の画像


【職務経歴書作成の上で注意したこと】
・現職で活かせる経験があまりないと考え、ブログ運営の経験をメインに1番最初に書きました
・「デジタルマーケターを目指したきっかけ」という項目を設けて、企業に転職への想いが伝わるよう工夫しました

【私が使用した職務経歴書の様式】

職務経歴書の画像
職務経歴書の画像


【ポートフォリオ作成の上で注意したこと】
・ポートフォリオとは、自分の作品をまとめた書類です。様式に決まりはありません。
・私はエクセル、A4両面で作成しました
・実際のブログ画面のキャプチャや、読者さまからいただいたメッセージを画像で掲載し、視覚的に伝わりやすくしました

【私が作成したポートフォリオのイメージ】

ポートフォリオの画像

書類作成の上で意識していたことは、企業が求める人物像と合致する経験を書くことです。

いくらすごい実績であっても、企業が求める人物像とそぐわない実績であると、企業から、自分の事ばかりアピールする人だと思われてしまう恐れがあることを学びました。

(書類の時点でご縁をいただけなかったケースは、企業が求める人材への視点が足りなかったことが要因だと反省しています…)

また、書類に自分の経験や思考を視覚的にわかりやすくまとめることはもちろん重要です。

しかし、未経験の場合は、それよりも「人柄(企業文化と合うか、一緒に働きたいか)や熱意(御社で働きたい!デジタルマーケティング職に携わりたい!)」がかなり重要だと感じました。


SPI(テストセンター)対策

最後に、おまけでSPI(テストセンター)対策について紹介します。

新卒の就活のときに似たようなものは受けていましたが、実は、テストセンターを受けるのは初めてでした。

選考に進んでからテストセンターがあることがわかり、まずい…!となり、焦って学習をしました(・・;)

時間がなかったことと、私が応募した企業ではテストセンターがそこまで大きく重要視されていなさそうであったことから、以下のサイトで学習しました。

SPI無料学習サイト

非常にわかりやすく、使いやすく、時間のない私にとっては本当にありがたかったです。

短期間での学習だったので、本番では思うように解けませんでした…が、学習をしたことで、テストセンターの形式に慣れることができた点はよかったです。


ついに内定と今後

そんなこんなで1年4ヶ月ほどの準備の末、ご縁をいただくことができました。

3月末退職が決まっている中での転職活動だったので、4月から定職がない可能性があるというプレッシャーを感じながらでしたが、納得のいく転職ができました。

転職が決まるまでは、転職活動の進捗を話したくなくなるほど家族に反対されていたのですが、いざ決まってからは、かなり喜んでくれ、背中も押してもらえました。よかった本当に…。

今後は今までと働き方ががらっと変わるので、かなり不安があります。

しかし、その一方、夢が叶うことにとてもわくわくもしています!

現状に後悔したとき、たとえ失敗してもその経験は自分の財産になると思って、行動して本当によかったです。

何か読んでくださる方の参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*)

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