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匠の技に魅せられて

こんばんは、吉武佑季美(よしたけゆきみ)です。

昨日、職人さんから素敵なプレゼントをいただきました。

京源というお店が扱っている『紋切型』。
細かいカッティングが見事です。

実演していたところを通りがかり、私自身も過去に切り絵をしていたので、すごいな〜と見惚れていたら、職人さんが色々お話をしてくれました。

京源は、着物に家紋を描くブランド。
今回お会いしたのは、波戸場承龍さんです。

着物に家紋を手描きする職人のことを『紋章上繪師(もんしょううわえし)』と呼び、波戸場さんもその一人。

室町時代から続く技術を継承しつつ、今ではデジタル技術も取り入れながら様々な家紋デザインを展開しています。

COREDO室町の『のれん』をデザインしたり、FURLA創業90周年には特別コレクションのアイテムを手掛けるなど、幅広く活躍されています。

伝統技術と言われているのは、筆がついた竹製のコンパスと定規を使う描き方。

『均一の太さで描けるのすごいですね〜』と言うと、『それが職人技なんだよ』と波戸場さんがニコッと話してくれました。

確かに。なるほどです。

円で絵を描くその手法は、一枚で何千個もの円を使用することもあるのだとか。

2500個以上の円からなるデザイン

(画像引用元 : 公式HP

今回いただいた紋切型は、何か紙遊びになるものを、という思いから考案したそうです。

気の遠くなるような作業ですが、波戸場さんは一日中カッティングしていても目も疲れないし肩も凝らないらしい。

羨ましい限りです。。

ものの15秒くらいで星形にカットした用紙も作ってもらいました。

その他にも、それぞれにストーリーが込められた雑貨から、小物アイテムまで、多数展開。
どれも工夫されたものばかりです。

面白いアイディアを思いつく秘訣を聞いてみると、『自分が面白いと思うものをする!』とのこと。

自分がやりたいことしかやらない、と決めたそうです。

感情が直に出るアート作品を作っている職人さんだからこそ、理にかなっているなと思います。

私は一つに没頭するより、幅広く色々チャレンジしたいタイプですが、道を極めている人の話を聞くのは新鮮で、想いや愛情がたくさん伝わってきます。

伝統文化の奥深さを体験する素敵な時間でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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