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【女風経営者と考える】女風の課題と将来

皆さんこんにちは。
女風カウンセラーのゆきみです。

今回は女性用風俗店の経営者 A様 との対談の際に、現在における女風業界についてお話をお伺いさせていただきました。

この記事では、共有可能の範囲内で経営者目線による店や業界についてのお話をお伝えいたします。
女風ユーザー様はもちろん、セラピスト様や女風に興味がある方にとって有益な情報になるかと思います。ぜひご覧いただき、女風の利用や業界への考え方の参考にしていただければと思います。


トピックス⒈ 店舗増加におけるプラスの効果とは

ー経営者様(以下、A様)は、年々増え続ける女風店舗について、メリットがあるとのことですか、具体的にはどのようなことが挙げられますか?

A様:正直、メリットと言うのも少ないんですけどね。私が考えるメリットは二つあって、認知度と窓口だと考えています。
まず、認知度です。女風業界全体の認知度ですが、店舗が少ないと業界は小さいままで、既存顧客の取り合いになりますよね。私たちは需要を伸ばしていきたいため、潜在顧客や見込み客に対してアプローチしている状況です。そのため、顧客が増えればその分こちら側も十分に対応できるよう、ストックを増やしているような感じです。
もちろん、アプローチは働いている彼ら(セラピスト)の力も借りてなのですが、より顧客が増えれば市場も活性化するように、我々の業界も店舗を増やして働き手と顧客を増やして認知度を高めていきたいという点ではプラスにはなっているかなと思います。

-もう一点の窓口とはどのようなものでしょうか?

ようするに働き口と助け口を増やすということです。直近ではコロナ禍で本業がストップした人や辞めざるを得ない人がいましたよね、それは私たちにも当てはまります。コロナ禍で予約が入らない、助成金も出ずに風俗業というだけで目の敵にされてましたし。
ただ、そのような状況は全員が経験していて、なにかしらの寂しさだったり悩みだったり、それこそ仕事がなくなったとか、苦しみ困っている人の助けになるのが私たちの仕事じゃないかと。

よく風俗業は受け皿と例えられますが、それでいいと思っています。
女風であれば、男性なら店で働いてもらって、女性なら予約してもらって気分を晴らしていただく、すべての人を助けることができると思いますね。

トピックス⒉ 業界内競争について

-店舗増加に伴って、店舗内や各店同士の競争も起こっていますね。

そうですね。私の店舗でも売れている人と売れていない人の格差が生じているのは至極当然です、1年も経たず辞める人もいます。正直、仕事なので全員が同じレベルで売れると言うのは難しいですし、お客様の好みや評価は違いますのでこちらができることは限られています。
それに、グループで経営している店だと認知度はもちろん、店の拡大もしやすいですので、個人で始めた側としては大きいライバルだとは思いますね。女風を開業する・女風セラピストになる理由は人それぞれですし。
ただ、誰でもいいわけではなくて、人としての基本がなっていれば開業なりセラピストになるなり全く問題はないと思っています。

-店やセラピスト毎で差はあれど、人としての基本ができていればいいということでしょうか?

はい、働く人すべてを同じ考えにしようというのはそもそも難しいです。
しかしながら、社会人としてのマナーや、こちらが求めることに対してしっかり行動してくれる、お客様相手の仕事なので倫理観や心がどこに向いているかが同じであるなら、自信を持って店の看板を背負ってほしいです。

ただですね、お客様に失礼なことをしたり犯罪行為をされたら、こちらもフォローはできません。なので、彼らに接客マナーや講習で基礎を叩きこみますけど、それでもお客様や店に対して信頼を欠くようなことをするなら、こちらからすみませんが・・・と言わざるを得ません。
あと、店舗全体がどの方向を向いているかで、マナーや講習の内容も違いますのでなんとも言えませんが。ルールを強化したり、質の向上したりと、
しっかり真面目に運営している店やセラピストさんが生き残ると思います。

対談時の写真

トピックス⒊ 価格破壊による生き残り

-全体的に女風の予約料金が低くなっていると感じます。

実際のところ価格破壊は起きています。現に私の店も料金改定をしていますし、顧客単価が減っているのも事実です。想像してみてください。長年行きつけの美容院が突然、施術内容やサービスに変化がなく料金は3分の2になれば、お客様にとってはメリットですよね、嬉しいですよね。女風も同様で、料金が下がれば当然お客様サイドは利用しやすくなりますし。

-運営されている方からすると、利益が減ることになりますね。

ですね。セラピストを多く抱えていても、店舗が増えて需要が分散することで利益は少なくなりますし、薄利多売のようにもなってしまいます。
こちらにとっては痛手ではありますが、今後女風業界全体において店舗の淘汰が進めば生き残ることができます。
そもそも、お客様が利用してくれることで成り立つ仕事であり、セラピストにも信頼を得ることを常に意識してもらうことで、店は存続することができます。生き残れる店の差は、こういう根本的な部分が守られているところじゃないかなと私は思います。

トピックス⒋ 業界における将来性

-女風業界の今後について、どのように辿るとお考えされていますか?
また、どのような行動をとるべきでしょうか?

そうですね。まず行動について、私の店舗ではこれからもお客様一人ひとりを大切にする、という基本的なことを継続しておこなっていきます。これは勿論、信頼の獲得と顧客離れを防ぐためでもあります。

業界に関しては、基準を設けた方がいいと考えています。各店をまとめる媒体ではないですが、第三者目線で店を見てもらうことで常に安全でいられるのではないでしょうか。幅広い需要があるからこそ、こちらが社会常識を守り、心をお客様に向けることで将来は明るいと思います。
風俗だからなんでもありでは駄目なんです。この業界のことを誰よりも詳しいゆきみさんに協会を作っていただきたいですよ(笑)。

-そう言っていただけて嬉しく思います。
女風業界の今後が明るく豊かなものとなりますことを願っています。
またご縁がありましたら、いろいろとお話聞かせてください。
この度はありがとうございました!

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