26.30代教員の職歴
今回は、私の職歴なんかを紹介しようかなと思います。ちなみに、現在(2022年2月)は30代前半で学校現場で働いて、10年目を迎えます。ちなみに現在は、公立中学校で社会科を指導しております。
中学校だけではなく、色々な現場で働いてきたので、そこらへんも説明していきます。
所有している教員免許
まずは、所有している教員免許です。
・中学社会
・中学保健体育
・高校公民
・高校保健体育
・特別支援(取得見込み)
「社会と体育、両方持ってるの?」
そうです、社会と体育両方取得しております。両方の免許を取得している職員はいますが、ほとんどの場合、社会人となってから「科目等履修生」で取得する形が多いです。しかし、私の場合大学在学中に取得した、珍しいパターンです。しかも、保健体育の免許は、他大学(科目等履修生)で取得しました。
ここらへんは、涙なしには語れないので、別記事で詳細を書きます。
学習支援員
大学を卒業後は、学習支援員として4年間働くこととなります。学習支援員と言えども、ほぼフルタイムで働き、部活を見たり(副顧問ですが)と教員とほぼ変わらない働き方を行っていました。給料は低かったですが、中身の濃い4年間でした。
勤務内容は以下の通り
・勉強についていけない生徒や不登校ぎみの生徒の個別授業を担当していた
・特別支援学級の補助教員という形で学級についていた
という感じです。
どちらかといえば、支援を要する生徒の対応が多く「学習でついていけないのはなぜか」「特別支援教育の行い方」などを多く学びました。この経験は今でも役に立っています。
ちなみに私が教員になった理由は「高校で部活の指導者になる」ことが目標でした。しかし、学校現場も4年目に入り教員採用試験も受からず、臨時教員の話も来ない中、次第に教員を辞めようかなと、思い始めたところに、ある話が舞い込んできました。
それは、「私立通信制高校の教員にならないか?」という話が、知り合いを通して私のもとに舞い込んできました。これは、チャンスだと即決で勤務することを決め、内定をもらうことができました。
私立通信制高校
私が勤務した通信制高校は、なんと開校1年目。おそらく、どんなベテランの先生も体験したことが無いであろう、「学校の立ち上げ」を経験することとなります。
「何も無い・物が無い」「何も決まっていない」状態からのスタートです。想像以上に大変でしたが、自分達で話し合い、決めていくことは、それはそれで楽しかったです。
また、立ち上げメンバーということもあり、役職につくこともできました。20代中盤で生徒指導主事、教務主事といったことを経験することができました。今までは、責任が軽い仕事しかして来なかったので、不安しかありませんでしたが、何とかなるものです。周りのメンバーと協力しあえば、大体のことは解決できることを知りました。
ただ、通信制高校の教員は私が思い描く、教員像とはかけ離れており、次第に仕事に対するモチベーションが薄まり、結局3年間で退職することとなります。
塾
次の転職先は、塾です。「ちょっと学校とは違うところを経験したい」「でも完全な未経験はちょっと・・・」ということで、同じ教育というジャンルで塾を選びました。
しかし、この塾は恥ずかしながら、半年でやめてしまいます。
やめた理由は
・教室の閉塞感に耐えられなかった
・教員とはまた違う関わり方についていけなかった
・勤務時間帯(夜型)が合わなかった
といった内容です。「半年では辞めるのは、早すぎ!」と思われるかもしれませんが、当時の私には耐えられませんでした。採用してくれた会社や社長には本当に申し訳ないことをしたなと思います。
この頃から、次第に心も病むようになって、仕事をするのが嫌になり、自暴自棄になっていました。「もう仕事もやりたくない」「無職になりたい」とさえ思うようになりました。
そんな時に妻から「あなたは教員が向いているよ」「まずは、臨時教員でもいいから教育事務所に履歴書を送って」と言われ、渋々履歴書を送りました。
公立中学校教員(今現在)
履歴書を送ったら即、教育事務所から連絡があり、公立中学校へ勤務することが決まりました。初めて担任することが決まっていたので、モチベーションが上がり「こんな楽しい場所あったんだ!!」と思うほど、充実した日々を過ごすようになりました。
今では、妻の言うこと聞いておいて良かったと思います。
結論
色んな教育現場を色んな立場から見てきましたが、やはり学校が一番自分にあっています。若い生徒から元気ももらえますし。
こんなに自然体でいれて、楽しめる職場はありません。また、自分の経験を活かせるようにして行こうと思いました。
以上です。
自分のキャリアに悩んでいる方は、一回外に目を向けるのも、いいかもしれませんね。本当に大事なことが見つかるかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?