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なんちゃってIoT獣害ハンター ワークショップ in 能登町

ワークショップ開催にあたって

能登町でも、もっと手軽にデジタル技術を体験できる機会があっても面白いかも。そうすれば、もっといろんな人とワイワイ話をしながら「自分も楽しめるはず!」そう思ったのが、ワークショップを開催しようと思ったキッカケです。

そう考える中で、ただ何となく技術を体験してみるというよりは、大人も子どもも一緒になって、単なるお勉強ではなく、少しでも実際に使えそうなイメージを持ってもらうことが、次の何かに繋がるのではないかと少し考えてみてました。ただ、こういったのはちょっと自分一人で考えていても、いまいちピンと来なくて。そこで、まずは「こんなことを考えているんです」と実際に能登町の方々に少し話をしてみることにしました。そうしたら、いろいろな話をすることが出来て、更にいろんな人との縁も繋げてもらって。その中で少しずつアイデアが具体的になってきました。それが、ちょっと実際に使えそうな雰囲気があるものを題材に少しIoT体験的にやってみるという案でした。

そこで、その第1弾として、今回は「なんちゃってIoT獣害ハンター」と名付けて、ワークショップの構成を考えることにしました。

テーマ:なんちゃってIoT獣害ハンター

実際にちょっと使えそうなイメージを持ってもらえるテーマで、尚且つ、技術的にもあまり難しくなりすぎないテーマを大切にしたいと思います。そこで、今回のテーマとしては、獣害対策の1アイデアとしても使われる罠のIoT化をテーマにすることにしました。

実際のデモは以下の動画のような感じです。
動物が罠に掛かったら、その振動を検知して、LINEに通知が来ます。


趣旨としては、あくまで何か役に立ちそうなイメージと自分でもやれそうと思ってもらうことが大切だと思っており、罠のIoT化自体を目的としている訳ではなく、こういった具体的なテーマでちょっとやってみることで、デジタル技術の可能性を少しでも感じてもらい、その次に繋がれば良いと思っています。なので、こういったことが出来るなら、例えば、どこかのドアにこれをつけておけば、ドアの開閉検知にも使えるよね?って考えてもらえると良いなと思っています。

カリキュラム

教材
M5StickC Plus
ねずみ捕り用罠
・スマートフォン

プログラム
こんな感じです。詳細の説明は割愛します(笑)

ブロックプログラミングの画面


当日の様子

翌日が能登ローカルシフトアカデミーの最終発表の日で、この日は受講生の有志で「能登LSA第2期生最終発表前夜トークライブ」が開催されており、このお昼過ぎのタイミングを利用して、実際にワークショップを実施しました。

準備や告知もバタバタしてたのもあり、スモールな形での開催となりましたが、親子で参加して下さる方もいて、親子ともに満足していただけたみたいでした。また、親は実際の農家さんということで、テーマ自体にも興味を持ってもらい、いろいろお話が出来たことが本当に良かったと思います。
ゆくゆくはこういったリアルな話をしてくれる方も交えながら、ワークショップのリアリティを上げていけたら面白いなと思っています。

プログラミング体験の様子


ちょっと時間も短めだったこともあり、LINE通知まではやりませんでしたが、プログラミングによってモノの挙動が変わることは体験してもらえて楽しかったとの感想が貰えました!

感想

いろいろバタバタしながらの開催でしたが、いろんな方の協力を得ながら、開催ができたことは本当に良かったと思います。企画・雑談・当日のフォロー、そして参加してくれた方、本当にありがとうございました。

実際にワークショップを開催するまでの間にも、現地の方を含めていろいろ話をさせてもらいながら、「急にたくさん人が集まるみたいなことはあまりないよ」とか、「それでも、何かをやってみる人には周りも応援するよ」とかいろんなアドバイスなどを貰いながら、なんとかワークショップ開催をやってみました。

あとは、確かに多くの人が訪れて~みたいなのはなさそうかなとも思いながらも、もともとがいろんなバックグラウンドや価値観を持った人といろいろ話をしながら、ワイワイやれたら自分も楽しい!が動機づけでもあるので、逆にゆっくりやれるのは、これはこれで大切な時間なんだなと思いますね。ということで、今後も今回感じたことを大切にしながら、無理せず(笑)、楽しくやれたらいいなと思います。

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