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【詩】伊勢の冬至から新月、二見浦の波音に

音無山にうたう詩
(おとなしやま)

二見浦の波音に

夜明け前には

星あかり

朝までひらく

お祝いの

寿ぐ(ことほぐ)音に

聴く風は

松の木を揺らして

音も無し

松の木を揺らして

音も無し

新月

月の音だけが

山の音を

聴いている






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