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絶対忘れるながやめられない 11

前回のお話はこちら

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2015.7
驚くほどいろんな人が着てくれているZWSTシャツ。
その余波は海の外にまで及ぶ。

ある日、なんとイギリス人男性からのご購入があったのだ。
インターネットで「俺の所得は雀の涙」を聞いて我々を気に入ってくれたらしい彼は、ぜわすのロゴTまで併せて買ってくれた。すごい。

しかしセルラが慣れない海外発送でテンパったのか、白いTシャツを買ってくれたのにチャコールのほうを送ってしまうというポカをやらかす。気づいたときにはTシャツは海を渡っており、わたしは彼に謝罪のDMを送った。

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すると彼は

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「こっちの色のほうがスリムに見えていいね」と、寛容かつユーモラスに快諾してくれたのだった。こんなことあっていいのか。大変に感銘をうけたので、この先自分が通販で買った服の色を間違えられることがあったら色味にかかわらずこの返しをしようと心に決めている。

彼は前回のnoteでTシャツのことを書いた時に「まだ着てるよ。きつくなってきたけど」とリプライをくれた。うれしいね。つぎはXXLも作ろう。

2015.10
さて三ヶ月後。
志賀さんが「停滞を感じる」「新しい風がほしい」みたいなことを頻繁に口にするようになる。というわけで。

2015.11
からのこれ。

2015.12
そしてついに。

×2…
そう、×2なのだ。

2015年12月、「益若つばめ」「スモール・ラ・伊藤」の二人が加入。

益若のつーちゃんはいわずとしれたぜわすのファン第一号で、DJでラッパーのコボリアキラくんのこと。前々から「一枚噛ませてくれ」と言われており、彼の大好きなパイパンの曲「PPCK」の"koborimix"バージョンなるものを作ってもらってsoundcloudで公開したこともあったがこのたび正式に加入してもらった。我々は常に「人に頼まないと曲のミックスができない。でも毎回外注するのはちょっと…好みもあるし」と思っていたので、我々よりミックスの知識があり、我々に協力したがってくれているコボリくんをメンバーとして迎え入れない理由がなかった。

彼はスワローズのファンなのでぜわすネームは「つばめ」を入れようという話になり、最終候補に残ったのが「グリルつばめ」「本田つばめ」「益若つばめ」。
この3つを声に出して読んだ時に一番笑っちゃうのが「益若つばめ」だったのでこれに決定。声に出して読みたい名前の人しかいないのがぜわすなのかもしれない。

そしてもう一人。誰なの?という話なんだが、実はスモール・ラ・伊藤(以下スモラ)さんはすでにこのシリーズに登場している(このnoteの数少ない読者さまの中で覚えてる人がいたらすごい)。そう、わたしの7歳からの幼なじみで、引越しのときに勝手に庭にドレッサーを出して朽ちさせたり(朽ちさせたのは俺)、初ライブの時に「なまおぼ」に化粧をほどこしてくれたりと、なんとなくぜわすに関わってくれていたスモラさんである。

スモラさんはおしゃれでセンスがある女子。ぜわすに欠けている部分を持ち合わせている!と、志賀さんたっての希望もあってオファーした。しかしエンタメ業界の第一線で働くスモラさんは多忙ゆえ、「入るのはいいけど練習もいけないしライブもできないと思う」との回答。「それでもいい。象徴として参加してほしい」と懇願して加入が決定。スモラさんはわたしがぜわすを始めたときくらいからスモール・ラ・伊藤さんを自称していたので(一瞬「パウダーシ伊藤」に改名説もあったものの)、そのまま採用した。

そんなわけでアー写(という名のMVスクショ)に二人が足された。

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なんでスモラさんが犬なのかはわからない。

その年、さっそくDJ益若つばめを入れた6人体制(+象徴)で初のライブが行われることになる。
記念すべき6人初ライブはライブハウス…ではなく、意外な場所で行われたのだった。

つづく。

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