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わたしの心を言葉にする①はじめに

「共感します」と言われ続ける文章

みなさんこんにちは。
Instagramを中心に子どもたちと関わる人たちが少しでも心が軽くなってほしいと思い、時に相談に乗ったり、時に私の考えを発信したりしています。


私の発信には

「共感します。」
「私のことかと思いました。」
「私が言葉にできなかった思いを言葉にしてくれて嬉しいです。」

そんな嬉しいメッセージがたくさん届きます。本当にありがとうございます。

気持ちを的確に言い表す文章確かに私はここに発信を始めた3年間、いや、しんどい思いから抜け出そうともがいていた時期からずっとずっと向き合ってきたように思います。


そもそも私がInstagramを始めたわけ

私がInstagramを始めたのは

しんどい思いをしている先生たちが、本当はリアルな職員室で相談できたら良いことを、状況はよくわかる教員という立場、だけど関係性は少し離れているSNSという場所でなら、相談できるのではないか。

と思ったのがきっかけです。

結果として、その仮説は大当たりでした。

そうだよね、学校でなかなか悩みを言えない先生っているよね。
こんなこと聞けなくて…って困っている先生、いるよね。
聞いてしまったら、「こんなこともできないの?」って思われそうで嫌だなあ…って思うことも、あるよね。

そんな感じで、いろんな先生がいろんな思いを胸に、私のアカウントに相談をしにきてくれるようになりました。

今では毎日DMで相談がきます。なかなか痺れる時期(6月、11月、そして年度末&年度はじめ)は、1日平均30件、多いときは50〜100件近く来ていたときもあります。なかなか全部に返信できなくていつも本当にごめんなさい。それだけしんどい思いをしていたり、現場に相談できる場所がないこと、どうにかしたいなあ。

励ますにもスキルが必要?

もちろんですが最初はそんなうまくいきませんでした。

私がInstagramを始めた2020年。あのときに「#小学校教員」と調べてみても出てくるものは「板書」「素敵な教具・教材」「きれいな教室環境」ばかりでした。


最初の投稿がこちら・・・・!


私が発信していることは
「しんどいって言って良いんだよ。」
「そのままで良いんだよ。」
「頑張りすぎなくて良いんだよ。」

毛色が違いすぎる…もしかしてこんな発信、誰も求めていないのでは…??

そうやって思ったのですが、違ったんですよね。

「しんどいって言って良いんだよ。」
という言葉に誰も、響かなかった
んですよね。

言葉に、
熱が無いというか。
チープな感じになってしまうというか。

なんか違う

誰からも見てもらえない投稿。
時間ばかりかかる投稿作成。
落ち込むだけの発信という活動。

ああ、励ますのも「励ます」だけじゃあダメなんだ。
言葉で励ますのだとしたら、言葉に熱を宿すスキルが必要なんだ。

発信を続けて数ヶ月して、やっと気付いたのでした。

「結婚式のスピーチみたいな発信をしたら良いよ」

本を今まで2500冊読んだじゅんじゅんの言葉。

https://www.instagram.com/junjun.book/

「結婚式のスピーチってさ、感動して泣けちゃうときあるじゃん?あれって別に自分にかけられた言葉じゃなくて、新郎か新婦にかけられた言葉なのに。あれって多分その人にスポットライトを当てて語っているんだけど、その話に勝手に自分の人生とか考え方とか照らし合わせて、そこで感動して泣けてくるんだよね。」


パッカーーーン

私の中で開けた瞬間。
そうか、結婚式のスピーチ。そうか。
届けたい誰か1人に確実に届く言葉にスポットライト当て続けていけば良いのか。

そこから私の「結婚式のスピーチ発信」が始まりました。

とことんスピーチした結果

最初は響かない。うん。響かない。

でもだんだんわかってきた。

こんなことを伝えたら良いんだ。
こんな伝え方が良いんだ。
言葉は、こっちよりもこっちなんだ。

毎日毎日発信し続けて。
発信という名の「結婚式のスピーチ」を。

すると1人
「すごく共感します。」
また1人
「私と同じ思いをしている人がいるなんて思いませんでした。」
またまた1人
「なかなか言葉にできなかった思いを言葉にしてもらえて嬉しいです。」

こうやって「私の言葉」に思いを馳せてくれる人が
1人増え、2人増え…
気付いたらたくさんの人が応援してくれるようになりました。

私の言葉で自信をもっていること

それは
「決して強く鋭く刺さないこと」つまり
「まるく、やわらかい言葉にすること」


鋭い方が刺さります。当然ですよね。
刺さった人は一気に虜になります。

だけど、鋭い言葉は良い刺さり方をすれば虜にしますが、悪い刺さり方をすれば、人を傷つけます。私はそれは、したくない。いや、するべきでない。

なぜなら私は、「しんどい思いをしている先生の心を救いたい」から。

だからどんなに鋭い言葉を使うことをアドバイスされても、頑なに拒み続けました。なかなか届きにくいことはわかっていても、柔らかい表現を使い続けました。

それでも。届きました。
そして共感で、人と繋がることができました。

柔らかい言葉だったとしても
その表現が的確であれば繋がることができます。

残念ながら一朝一夕では難しい

そりゃそうですよね。私も毎日毎日書き続けました。
SNSで発信するだけでなく、毎日自分の気持ちをノートにも書き続けました。

心の中を、この状況を、どうやって表現すればしっくりくるのだろうか

これを自分自身という内側からと、SNSという外側からと、徹底的にやっていきました。ただ、自分自身を徹底的に言語化することを諦めなかった。その考え方を習慣化することができた。これが私自身の表現につながっています。

だから今回は
自分自身を言語化していく方法
について細かく細かく。具体的に具体的にお伝えしていきます。


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