菖蒲の名所と花言葉#29
初夏の雨が続いた時期に、コロナの影響で家ばかりにいたので宇土市の公園に行った。
先日長男が中耳炎になって休日当番医に駆け込んだときに、薬局で目にしたのが「花菖蒲鑑賞会」のポスターだ。
思いがけない場所に、思いがけないポスターを目にしてさっそく行ってみることにした。
場所は立岡自然公園というところ。
宇土市のちょっと外れにあり、公園の奥には写真でもわかるように住宅地が並んでいた。お住まいの方々は、さぞかし気持ちの良い景色だろうと思う。
こんなところがあるなんて早くに知っておけば良かった!と思うほど自然が豊か。
しかし、どちらかというと桜の季節に訪れる人が多いようだ。
ちなみにちょうど次男が寝ていたのでベビーカーで行ったが、バリアフリーではないので所々ベビーカーを抱えるのに苦労した。
階段もあるので、子育て中の方や車椅子の方はお気をつけくだされ。
約1万5000株が咲き誇るとのことで行ってみると、公園の奥の湿地帯の場所に花菖蒲がちらほらと咲いている。緑の背景に菖蒲の紫色が美しい。
品のある色味で、こんなに多くの花菖蒲を見たのは初めて。時期がまだ早かったのか1万5000株の半分くらいではあったけれど。
肥後六花の一つが肥後花菖蒲で、通常の花菖蒲より花が大きいらしい。
いやはや、こうして実際に見るというのは大事なことですね。菖蒲なんてなかなか見られないし、と思っていたら長男と次男は花よりアメンボやトンボに興味津々で…。
ひととおり見た後に、公園をぐるっと一周して帰路に着いた。
ちなみに公園内にはキャンプ場もあり、前日に宿泊された方がいるのかまだ新しい炭が残っていた。
こういう歩かなければならない場所にくると、4歳の長男がすっかり落ち着いたなと思う。イヤイヤ期がすごかったのだが、今ではすっかりお兄さん。「疲れたー」ってこともあまりないような気がする。
次男は2歳になったばかりなので、イヤイヤ期真っ盛り。
何をするにもイヤ。わたしもイヤって言いたいよ。
一人目のときにはイヤイヤ期にもあたふた(イライラ?)していたけれど、今では何をしても落ち着いて待つようにしている。できるだけ、可能な限り。
ものすごく急ぐことはないんだし、泣いたり騒いでも一呼吸置いて待つ。
気持ちに余裕がないと難しい時もあるので、反省する毎日でもある。
ちなみに花菖蒲の花言葉は、「優しい心」「信頼」「あなたを信じる」なのだとか。
子供との信頼関係を、これからも少しずつ積み重ねていきたいと思ったお散歩だった。小さな長靴がかわいいな。
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