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いこまゆきこお料理教室人気レシピ+α

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過去17年の料理教室のレシピの中から、好評だったもの・お気に入りのものをピックアップしてご紹介します。日々のごはんのレシピも。
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2020年12月の記事一覧

柚庵焼きと、ごはん。|鰤まつり7

年末なのに、年末だから(?)、鰤まつり。 とりあえず生のものはなくなったので、あとは割とのんびりできそうです。 今回、いろいろ作っていますが、ヒット!と思った一つが柚庵焼きです。 真魚鰹(マナガツオ)や鰆(サワラ)などで作ることが多い柚庵焼きですが、ちょうど柚子があったので、漬け込んでみました。 柚庵焼き、ゆうあんやきと読みますが、漢字は祐庵、幽庵などの字を当てます。私は柚子の柚を使うのがしっくりくるので、この字を使うことが多いですが、江戸時代の茶人で、食通でもあった北村

粕汁の思い出|鰤まつり6

結婚して、夫に所望されて粕汁を作った時に、当然のように鮭の切り身を使って作ったら、「あれ、カマとかアタマとか入ってないの?」と言われて、え、入れるものなん???と驚いた思い出があります。 夫の実家では、辛塩の鮭のアラを入れて作ったそうで、大きな鍋にたっぷり、毎日コトコト煮ていると、最後には骨までほろほろになる、と。 えー!? そんなに大量に作るの? 私に任せていては自分好みの粕汁を食べることができないと思ったらしい夫は、私の留守中に鍋いっぱいの粕汁を作ったのでした。 帰

クリスマスの朝に、再びの鰤届く。|鰤まつり4

クリスマスの朝、皆さまの元には素敵なプレゼントが届きましたか? 私のところには、再び、鰤さまが届きました。 先週に続いて、今回もどーんと5尾。 前回、大きくて結構苦労したので、事務局の方に相談したのです。 次回は三枚おろししたものを送ってもらえますか? それがダメならせめて、おなか(内臓)だけでも出しておいていただけると助かります、と。(燃えるゴミの日は次の火曜日なの!) 出荷先にも聞いていただいたようなのですが、お返事はNOでした。 うーん、クリスマスに1日鰤おろすか……

クリスマスイブはブッラータとウニのパスタとテールシチュー。

クリスマスの夜、皆さま、いかがお過ごしになりましたか? サンタさんが来るからと、慌ててベッドに潜り込んだ方もいるかしら? 連日、鰤まつり絶賛開催中なのですが、さすがにちょっと違うもの食べよう、とクリスマス・イブは、久しぶりに鰤なしです。 早く帰れそう、って夫から連絡があったので、クリスマスっぽいお料理にすることに。 地下鉄に乗った、とメールがあったのに、それにしては遅い。 結局20時過ぎに、うちのサンタさん、ワインを2本下げて帰ってきました。 プレゼントは何がいい?と聞

カマのオーブン焼き。|鰤まつり3

先週後半に届いた鰤たち。 「海の恵み食の底力JAPAN」HP用のレシピも作成し、提出も終わり、ほっと一息つきました。 15種類のお料理に、と書いたけれど、いやいや、コレ忘れていました。 カマのオーブン焼き。 鰤が届いて2日目の晩ごはんでした。 魚が1尾丸ごとあれば、アタマとかカマとか骨とか、もれなくついてくるわけで。 今でこそ、安くておいしいカマを見つけると、つい買ってしまうカマ好きですが、子供の頃は食べたことがありませんでした。 というのも、うちの父、骨つきの部位を好ま

鰤の行方。|鰤まつり2

昨日はオンラインレッスンで作ったものを食べたので、鰤は一回休み。 今日は文字通り、鰤まつりとなりました。 今回作ったもの覚書 ・ブリの塩焼き ・揚げブリ ・かぶら寿司風和え物 ・南蛮漬け ・竜田揚げ(醤油味) ・竜田揚げ(塩味) ・竜田揚げ(カレー味) ・醤油麹漬け ・ブリカレー ・アラ煮 ・船場汁 ・昆布じめ ・ブリと九条ネギのパスタ ・幽庵焼き ・味噌酒粕漬け ・ブリマリネ ブリといえば「照り焼き」だと思うのですが、まずは焼きブリと揚げブリにしておいて、ここから展開す

鰤の青ねぎソース。|鰤まつり1

今日は、12月オンラインレッスン最終日でした。 画面上ではありますが、生徒さんとお会いするのも、今年最後かと思うと、ちょっとしんみりしちゃいました。 それにしてもこんなに早く仕事納めしちゃっていいのかしら!? まあ、レッスンは終わっても、レシピ作成やら事務的な仕事はまだ残っております。 そのうちの一つが、この鰤仕事。 ブリの大群がやってきまして、ここ数日かかりっきりになっていました。 こんな立派な鰤がうちに来たのです。 水産庁の「海の恵み食の底力JAPAN」という企画に

最後はやっぱり、あれ!ねぎ三兄弟。|リーキの行方10

ついに、10にまでなってしまいましたが「リーキの行方」です。 最後はやっぱり、あれでしょう。 よっ、真打登場! 上を向いて歩こう〜! Oh!スキヤキ! 割り下で関東風にしてみました 手前から、北海道代表リーキ、群馬代表上州ねぎ、京都代表九条ねぎ。 ねぎ三兄弟、揃い踏みです。 上州ねぎって初めて買ってみたのですが、どうも下仁田ねぎと長ねぎを掛け合わせたもののよう。 どのネギも、それぞれ旨みがあって美味しいのですが、リーキったら、繊維がしっかりしているのに、火を入れるとす

冬の貝祭り!

週末、久しぶりのお客様でした。 と言っても、こんな時期ですから、妹夫婦とこじんまりと。 ちょうど購読している「北海道食べる通信」、今回は帆立貝だったので、魚介類好きな妹夫婦に食べてもらおうと、この日の午前着にお願いして、追加で北寄貝も。 蓋を開けたら、あらー立派な貝!だったのですが、急いで貝開けなきゃ、と写真はうっかり撮らずじまい。 今回は、夫婦同士が向かい合うように座りまして、お皿も大皿ではなく、個別に、もしくは二人分ずつ盛り付けて、夫婦で取り分けるように。 血圧高

ソフトシェルシュリンプのオーブン焼き。

師走も半ばになり、今日の東京はぐんと冷え込みました。 雪になった地方も多いようですね。 少し前から、クックパッドマートなるサービスを時々利用しています。 元はといえば、CHEESE STANDさんのモッツアレラやブッラータが買えるということで使い始めたのですけれど、最近は売り切れという表示ばかりで、全く買えない(涙) CHEESE STANDさん以外にも、豊洲の魚屋さんやオーガニック農家さんの商品を扱っていて、ちょっと珍しいものが手に入ったりします。 菊芋もそれで見つけたの

穴子入りの蓮蒸しに、雪の茅舎。

この週末は、オンラインレッスンに来客で、あっという間でした。 先週のおうちごはんより、蓮蒸しなど。 もちっ、むちっとした蓮根とあんが絡んで滋味深い美味しさです。 熱々の蒸し物は、冬のご馳走! お料理屋さんで出てきそう、難しそう、と思われがちですが、意外に簡単なので、作り方をご紹介しますね。 蓮根は皮をむいて、おろします。 水分があまりに多いようなら、軽く水分を切りますが、自然に落ちる程度に。 今回はそれほど水分が出なかったので、おろしたものをそのままボウルなどに入れて、卵

菊芋と青いパパイヤの誘惑。

最近、シチリアのkaorinaさんの食卓でよく登場する菊芋。 日本には江戸時代末期から明治の頃、海外から導入されて、豚の餌として栽培されてブタイモなんて呼ばれていたとか。 トリュフとの相性がいいと言われていて、フランスではトピナンブールなんてしゃれた名前らしい。 日本ではレストランで出てくる以外は、道の駅などで見かける程度で、健康食品という印象が強いかな。 あまり一般には出回っていませんが、クックパッドマートで販売していたので、思わずポチッと。 菊芋ってキク科ヒマワリ族な

リーキと牡蠣と百合根のグラタン。|リーキの行方9

当初、昨日の「リーキと生ハムの炊き込みごはん」の後に載せていたこちらのグラタンですが、独立させてあげて、という声をいただき、リーキの行方9に。 リーキのグラタン再び!ですが今回は、牡蠣と百合根も加えて、白味噌を加えた生クリームソースでちょっと和風にしてみました。最後に柚子の皮を削って。 ちょっと百合根の縁が焦げてしまいましたが、これは魚焼きグリルを使ったため。オーブンを使えば、焦げることもないと思います。 白味噌グラタンは、拙著「おうちで喜ばれる にほんのおかず」にも牡

リーキと生ハムの炊き込みごはん。|リーキの行方8

昨日アップしますね〜、とか宣言しながら、久しぶりにお出かけしたら疲れたのか、昼間からワインを飲んだからか、夕食後うとうとしちゃいまして。 昼間からワイン……チーズとチョコレートとワインのマリアージュの勉強会に参加したのです。チーズの先生かじたいずみさんと、明治製菓さんのコラボレッスン。チーズ6種とリニューアルされたザ・チョコレート4種と、ワイン4種を、あれこれ組み合わせて、という体験。 味覚と嗅覚を駆使して、うーんと集中して味わう。 非常に面白かったです! さて、そんなこ