マガジンのカバー画像

エッセイ*しあわせは、ごはんが連れてきてくれる

170
思い出はいつも食べ物と一緒に蘇る。あの人と食べたごはん。旅先で初めて出会った味。一目惚れした器。また行きたいお店。 そんな食まわりのあれこれの、ひそやかなつぶやき。
運営しているクリエイター

#鰤まつり

ロースト人参と、おまけの鰤まつりと、だし巻きチャレンジ。

今日の東京は、雪がちらちら。 午後から健診の関係で少し出かけたのですが、寒かったなあ。 出たついでに買い物でも、と思ったものの、バス利用が便利な場所で、そうなるとスーパーに寄り道も遠回りで面倒になって、家にあるものでごはんに。 素敵なチョコレートショップがあったので、ついケーキは買っちゃったのですけれど(笑) 人参がたくさんあったので、The Burn米澤シェフの「ヴィーカン・レシピ」より、シグニチャーディッシュのロースト人参を作ってみました。と言っても、ソースは作らず、

これもブリ、あれもブリ、たぶんブリ、きっとブリ。|鰤まつり10まとめ

年をまたいでの連載となった「鰤まつり」ですが、やっと終着点が見えたので、まとめてみようと思います。 そもそもこの「鰤まつり」の発端は、水産庁の「海の恵み食の底力JAPAN」というプロジェクトに声をかけていただいたことから始まりました。 こちらのサイトの「お魚レシシピ紹介サイト」というところに、プロジェクトに参加した料理人や料理研究家のレシピが掲載される予定です。 私はブリの担当になり、ブリが送られてきた、というわけなのですが、なんと5尾ずつ2回に分けて10尾! 料理教室を

ぶりの香草パン粉焼き。|鰤まつり9

本日より通常モードになりました。 鰤まつりのまとめを、と思っていたのですが、ううう、時間が取れず。 やるやる詐欺になってます。 今日は、料理教室の生徒さんに1月のレッスンのご案内を出したり、オンラインイベントの詳細を詰めていたら、あっという間に夜でした。 1月もレッスンはオンラインにすることに。 首都圏は明日にも緊急事態宣言が発令されるようですし、仕方ないですね。 オンラインイベントは、北海道のチーズ工房さんとのコラボです! 現地には行けませんが、作り手の方の話を聞きながら

おせちもいいけど、カレーもね。|鰤まつり8

月曜日からお仕事スタートした方もいらっしゃるでしょう。 我が家は今日までお休みで、明日から通常営業です。 おせち料理も、一部まだ残っているのですが、すっかり、体が、口が、他のものを欲しがっていますね。 というわけで、カレーです。 年末に、夫が久しぶりに鰤でカレーを作ってくれましたが、「鰤アラでも作ってみない?」と声をかけてみましたら、前回と違うレシピでやってみると。 今回は玉ねぎ刻んだり、切りものは私が担当しましたが、スパイスの調合が彼が。楽しそうでありました(笑) 前回

2021年のお正月雑感。お雑煮のことなど。

あけましておめでとうございます。 1月3日になって、やっと今年のnote書き初めです。 結婚以来、年末年始は大阪に帰省していましたので、どこにも行かず東京でお正月を迎えるのは、初めてです。 あ、一度だけ、東京で、ということがありました。 引っ越すことが決まり、その前に、と義母を招待したのです。 一度も来てもらわないままだったので、こりゃいかん、と。 元日はうちで泊まってもらい、翌日は国府津の旅館を予約。 なぜに国府津?と言いますと、義母が駅伝ファンで、一度は沿道で応援した

柚庵焼きと、ごはん。|鰤まつり7

年末なのに、年末だから(?)、鰤まつり。 とりあえず生のものはなくなったので、あとは割とのんびりできそうです。 今回、いろいろ作っていますが、ヒット!と思った一つが柚庵焼きです。 真魚鰹(マナガツオ)や鰆(サワラ)などで作ることが多い柚庵焼きですが、ちょうど柚子があったので、漬け込んでみました。 柚庵焼き、ゆうあんやきと読みますが、漢字は祐庵、幽庵などの字を当てます。私は柚子の柚を使うのがしっくりくるので、この字を使うことが多いですが、江戸時代の茶人で、食通でもあった北村

粕汁の思い出|鰤まつり6

結婚して、夫に所望されて粕汁を作った時に、当然のように鮭の切り身を使って作ったら、「あれ、カマとかアタマとか入ってないの?」と言われて、え、入れるものなん???と驚いた思い出があります。 夫の実家では、辛塩の鮭のアラを入れて作ったそうで、大きな鍋にたっぷり、毎日コトコト煮ていると、最後には骨までほろほろになる、と。 えー!? そんなに大量に作るの? 私に任せていては自分好みの粕汁を食べることができないと思ったらしい夫は、私の留守中に鍋いっぱいの粕汁を作ったのでした。 帰