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韓国には、オッパという特殊な呼称がある。

オッパだ。オッパイではない。親しい男性を表す言葉で、女性側の、ちょっと甘えたニュアンスが入る。日本女性の「うちのダンナ」が近いけど、既婚女性しか使えないからちょっと違う。オッパは未婚既婚かかわらず、親しい年上の男性に使われる。恋愛未満でもOKで、仲の良い従兄にも幼馴染にも使われてるし、この前、ドラマで別れた元カレにも使ってたから、わりとなんでもオッパなんだな、と思った。使用範囲が相当広い。ブラピンにもオッパ!と叫ぶ曲があったけど、なんだっけかな?曲名が思い出せない。あのおっかない肉食系女子のブラピンでさえも、オッパを使うのか、と、なんか衝撃的だった。オッパと呼ばれた男性の側も、相手がブラピンでは身がすくむのではないか。

私がそれを聞いたのが、マレーシアでの英会話の塾で、韓国人の生徒さんが多くて、よく英語で意思の疎通をしていた。東アジア人でお互い顔がそっくりなのに、英語でないと通じないのがなんか変なかんじがするのよねえー。中国人もだけど。中国人は、若くて綺麗な女性だと、私の日中ハーフの友達に似ている。肌が青みがかって白いんだ。日韓は似てるけど、華人の肌は青白くて綺麗。

韓国人の英語は韓国訛りが入ってちょっと可愛いかんじになる。タイ人は文字がまるっこくて可愛い。都市ガスとか玉ねぎとか、日韓両方で使われる共通の言語は結構あるのに、言葉が通じないのが本当に不思議なかんじがしてた。私は朝から晩まで韓ドラ観ているくらいなんだから、もうちょっと韓国語わかってもいいはずってよく思ってるんだが、やはりあいかわらずわからなくて悔しい。

で。話がオッパに戻るんだけど、韓国にはオッパ論争っていうのがあるんだ。フェミニズムが、オッパって言葉を使うな、と韓国人女性に言ったそうなんだけど。日本でもダンナって言葉を使うなっていわれることがあるので、論争があるのはわかるな。日本の旦那はサンスクリット語のダーナが仏教経由で輸入されてきたもので、お金持ち、パトロン、の意味だから、さらにあかんだろう。私は旦那って言葉が好きでよく使ってるんだけど。微妙に入ってくる、女性側のマゾヒスティックなニュアンスが好きなんだ。私のセクシュアリティにあってる単語だ、って思う。こう言ったら引かれるかなあー。

オッパもマゾっぽさが入ってくる言葉だから、フェミニズムに使っちゃダメって言われるんだろうが、自分のセクシュアリティにぴったり沿ってるから好きで使っちゃうひとが多いんだろうね。韓国人女性も。わかる。

韓国好きなんだけど、一度しか行ったことがない。まだ行けそうにもないから、化粧品だけでも買おうかな、と物色している。韓国といえばコスメだ。


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