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キャタピラー
この映画、観たことないんだけど友達が勧めてた。
もうあらすじだけでインパクトがあって、怖くて観られない。
私の親戚は結構な地主で、おうちもすごく大きくて広い農家だ。おじいさんが90代で大往生したんだけど、奥さんであるおばあさんは家庭内別居をしていたことで有名だった。おじいさんが戦争から帰ってきて、それから一言も口をきかなかったんだって。
それだけ。
なにが嫌で、戦争から帰ってきた自分の夫と、一生涯、数十年も口をきかなかったんだろうね。
歴史修正主義者に対して、女があんまり口を開かない、その理由について考えたことがある?戦後の女性がどういうふうに戦地から帰ってきた自分の夫を迎えたのか。それと同じだよ。
情報戦や認知戦で歴史修正しているんだろうが、あれに釣られる男たちはね、日本の女たちの心の闇が見えていない。一生涯、数十年も、口もききたくないくらいなんだよ。戦後の女性のジェンダーにも、大きく影響を与えただろうね。どうせそれすらも見えないんだろうけれど。こういうのが見えない男に限って、モテない、モテないと言う。モテるとかそういう域の話ではない。その精神の醜悪さに恐怖されていることに気が付け。怖くて目をあわせることすらできない、狂犬、みたいな相手を、女が愛することなんか絶対に無いのだ。
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