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20歳の頃、『明恵、夢を生きる』を読んで、夢日記をつけていた時期がある。河合隼雄は結構読んだと思う。多作だから読み切れないんだけど。

暇になったら、読み返したい本がいっぱいある。これもその一冊だ。今も、覚えている夢は日記につけているよ。最近はあんまり覚えていないんだけど。私の夢は、いつもフルカラーで光に満ち溢れている。現実よりも眩しいのだ。現実よりも眩しいフルカラーでホラーのときもある。マジでこわい。

私は夢遊病の気がある。

10年前ぐらいが一番酷かった。夜中に突如、壁掛け時計を外すんだ。なんで壁掛け時計を外すのか、まったく覚えていない。私は早寝早起きで、旦那は宵っ張りだから、旦那が起きていて、一部始終をみている。声をかけてもなにも言わずに、私はただ、壁掛け時計を外しているのだ。なにかにとりつかれてんじゃあねえの、ぐらいなもんで。当人は、記憶がかすかにあったりなかったり。何考えて壁掛け時計を外しているのか、自分でも全然わからない。すごい寝ぼけるんだ。寝ぼけているときに、幻覚みたいなのもよく見る。部屋が蛍光黄緑に染まってたり。

夢遊病って、大人がやると結構ヤバイ病気が隠れていることがあるんだって。でも、最近はあんまり、時計を外すのはなくなった。

これは時期関係なくずっとあるんだけど、

眠ると、眠りに深く落ちていくじゃない?眠りの底に着いた、と感じたその瞬間に、ベッドから跳ね上がって、自分の仕事部屋に駆けていくんだ。その時はたぶん、「漫画を描かなきゃ締め切りに間に合わない」とうすらぼんやり考えている。

旦那視点で見ていると、眠っているな、と思っていた私が、突如跳ね上がり、駆け出して、部屋を飛び出していく、という有様だ。

こわかろう。

しかし、もう何百回もやってるから、旦那も慣れっこだ。しばらくすると戻ってきてまた眠るのもわかっているから、もう特になにも言わない。あ、また寝ぼけているな、というかんじ。私自身は、駆けているときは「締め切りが!」って思ってるんだけど、机の前に座った時点で、あ、また寝ぼけたらしい、と思って、ベッドに戻っていく。

これ、ヨボヨボのおばあさんになってもやってそうで怖い。これが原因で骨折とかしそうだよね。

とにかくそんなかんじで、私の人生、おおむね寝ぼけてる。

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