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少女漫画系ミステリー誌
なんか今、なに書いても角が立つ!みたいな気分になっている。あくまでも気分だ。実際叱られたことはない。ので、今回も消してしまうかもなんですけど。
私、30年前くらい、少女漫画系ミステリー誌志望だったんですよ。古い話で恐縮なんですけど。秋田書店系が有名で、『ボニータ』『プリンセスゴールド』、KADOKAWAから『ミステリーDX』『ホラーDX』、スコラから『LCミステリー』、あと『恐怖まんが666』とか『本当にあった怖い話』とか『ネムキ』とかかな?
高校生とか短大生だった頃にこの手のミステリー誌が大流行してて、それが1990年前後かな。私は若い頃は恋愛至上主義的な学園ラブコメをはじめとした少女漫画に苦手意識が強くて(今はいたって楽しく描いてます)、だからミステリー誌志望だったんだ。特に『プリンセスゴールド』が好きだった。前身が『ビバプリンセス』という『プリンセス』の増刊で、花郁 悠紀子先生が描いているような、ファンタジーで耽美な流れを汲む少女漫画誌だったからだ。ミステリー誌はホラー誌とかぶってて、怪談に加えて伝奇ファンタジーみたいなのも混じってたんだよね。それがすごく好きだった。ファンタジーっぽいのが描きたかったんだな。
しかも、1990年代のミステリー誌、今でいうところのブロマンスが異常に多かったんだわ。やおいはやおいで別にあったんだけど、やおいとブロマンスが融合してBLっていうジャンルが立ち上がったのが、その後だったんだ。ミステリー系のブロマンスが先にあった。ブロマンスでなおかつ伝奇ファンタジー。って、当時は少女漫画系ミステリー誌にすごいいっぱい連載があった。私もデビューしたての頃に描きたい描きたい担当さんに言ってたんだけど、「大御所の〇〇先生がその手のタイプのものを描いているのでやめてくれ」と言われた。そのまま30年近く経ってんだが。
今、魔道祖師とか観てると、あれ系そっくり。って思う。物語のパターンが似てるのよね。物語設定もだけど。ブロマンスだし。絵柄もすごい似たかんじで、とにかく懐かしいという印象だ。ああいうの、30年前大好きだったなあー、みたいに思いながら観ている。
逆を言えば、あの頃の日本のミステリー作家さんって全世界で大ヒットする可能性あったんだな。みたいにも思ってるんだよね。そういう潜在能力があった、というか。それに気づいたら、もともと好きだったんだけど、さらに自信をもって好き、みたいに思っちゃった。ドヤ!私の好きは万国共通やで!みたいな。
パームシリーズ新書館じゃん!!?みたいなかんじでさっそくミステリー誌からズレてるが……。
すごいギャグなんだけど初回から『ネムキ』で読んでて大好きだった……。
いや、考えると無数にある!無数にあげられる気がする!!少女小説のほうにも無数にある気がする。
なんかいくらでもあげられるかんじがするんだけど、現役の先生も多くて恥ずかしいのよねーあんまりあられもなく好き好き言ってるとすぐバレてしまうので。
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