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気になってる本

まだ読んでないんだけど、中村さんはYoutubeでインタヴューされてたのを聞いて、がぜん興味がわいている。もう目次だけで猛烈に気になる。

学費のため風俗に走る女子大生、貧困地域で蔓延する主婦の売春、低賃金で部品のように働かされる介護現場。
——「貧困」は社会のいちばん弱い部分を直撃する。
バブル崩壊から日本社会は転げ落ちはじめた。
終身雇用、労働組合のあり方、すべてが時代遅れとされ、ネオリベ(新自由主義)と自己責任論が社会を席捲した。
【目次】
プロローグ 新自由主義とは
1 コロナ禍が浮き彫りにした見たくなかった現実
2 コロナがなければ、中年男性が死ぬはずだった
3 どうして団塊の世代だけが恵まれるのか
4 分断をこえて、ポストコロナを生きる

ずっと、新自由主義と女性の貧困に関して興味があったからだ。公害問題もそうなんだけど。新自由主義は男性を弱くしたけれど、さらに、もともと弱かった女性の生活の後退が凄まじい。貧困の話をすると嫌がれられるんだけど、90年代からの女性向けのサブカルの変質をリアルに肌で感じていた職業の人間としては、どうしても目が行ってしまうところだ。

女性の右傾化、右派ポピュリズムへの回収が心配される、とフェミニズムは言うけれど、果たしてそうなんだろうか。女性が生きるために、それを選ばずにはいられないから選んでることが多いのではないか。

最近のフェミニズムを、リベラル・フェミニズムと言って本家のフェミニズムとは区別する風潮がある。

リベラルとはなんなんだろう?今、多くのひとが、いっせいにそれを追いかけ始めた気がする。

才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。
ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。

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