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毒親がつらい、みたいなドメスティックな心理的固着が強いひとは、その上の概念が見えない。

社会、とか、国際社会、とか、国際情勢、みたいな、上の概念が見えないのだ。固着というものはそういう性質のものだ。ひとの世界というのはマトリョーシカのように内から外へ続いていく。内側の世界の固着が強いと、そこで止まってしまうのだ。そこに留まってしまう。ジェンダーもだ。ジェンダーの固着が強いとそこに留まってしまう。

まさに固着。

固着を無くす、みたいな訓練が必要なんだけど、それも特殊な訓練なんだろう。ひとりじゃできないような。多くのひとにとって、経済危機や経済侵略や開戦前夜という概念は、固着のさらに上にあることが多いから、見えない。台湾有事やアメリカの帝国主義みたいな話は、その前段階のジェンダーや毒親の固着にさえぎられて見えやしない。


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