見出し画像

ハラスメント

私、子供を産んだ10年くらい前に、お隣の女性から面と向かって

「あら女の子?まあ、まだ若いから次は男の子産めばいいわね」

って言われたことがある。

家父長制久しぶりに見た……

ってそのとき思いました。モラハラですな。あたりまえだが、私は、「男の子を産んでいないから、という理由で、他人や自分がダメだ」みたいに思ったことがミリもないので、傷つかない。傷つくときっていうのは、自分も同じ価値観を共有しているときだ。ちょっとでも相手と同じことを思ってると傷つく。

たとえば日本人が金髪の白人から「黒い目黒い髪ダッセエ」とディスられても、自分の所属集団である日本人がだいたい黒い目黒い髪だし、そんな価値観ミリも無いので傷つかない。言われるとぽかん、としてしまう。価値観っていうのは、その集団に属しているかいないか、みたいな話がすごい大事なのだ。

昔家父長制にホイホイ騙されていたタイプのひとは、今はネオリベラリズムに騙されている。どちらも思考パターンだ。価値観を一元管理して、家父長制の価値観上、勝ては上、負ければ下。常に他人との関係は勝ち負けだ。それで巨大なヒエラルキーを作っている。

よく、自分の価値観で他人を測るな、って言われてるけど、家父長制に洗脳されやすいひとは今現在はネオリベラリズムに洗脳されているので、ネオリベラリズムでは他人を測っても失礼ではない、と考えている。それがハラスメントである、ということに気が付けないのだ。

家父長制の場合は、

「君の足が太いことを僕は気にしてないよ」=おまえの足は太いけど、俺はおまえを選んでいるので光栄に思え。

「水商売の女はだらしない」=端的なミソジニー

「女のタクシー運転手は道を間違える」=端的なミソジニー

「女医だから腕が悪い」=やっぱりミソジニー。実際は大学の時点で入試で女のがほうが受かりにくいシステムなので、女医のほうがレベルが高い。

これ、当人よりも女というカテゴリーへのハラスメントなので、この価値観をずっと浴びていると、若い女の子は摂食障害みたいなストレス障害出てくる。摂食障害は成熟拒否=大人の女になりたくない、という意味。最近はずいぶんと減ってきたんだけど、逆に気になるのはネオリベラリズムから受けるハラスメントだ。これストレス障害出てるやついるわ。しかも、みんな新しいタイプの家父長制は認識できないので、ハラスメントし放題、みたいになっているが、それいわゆる新型の家父長制のハラスメントや、みたいに思うことがしばしば。

なんかネットをずっとやっててネット依存になると、精神的にマズイんだろうな。情報マニアの私が言うのもなんなんですけど、これ、あかんのやろう。中毒、とか、依存、とか、嗜癖、とか、なんかそういうのすごい感じる。いやーこれ、そろそろ自分への対策を考えるようかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?