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グラウンディング

ってよく言うじゃない?地に足をつけることを。意識してやるようにしている。

ネットの情報にどっぷり浸かっていると、それだけで仮想現実見ているようなもんなので、グラウンディングに気を抜いてると吹き飛ばされて変な世界で生きてるはめになる。地に足をつけたときに、逆に「アレはなんだ?」って気になっちゃうときもあるけどな。生きることは地に足がついていないといけないんだよ。それはよくわかっている。

漫画を描くにもグラウンディングは必要なんだと思うんだよ。

漫画って空想なんだけど。出てくる作品は私自身を反映していて、グラウンディングされていない自分からまともなもんが出てくると思ったらいけない。それは売れるとか売れないとか関係ないところの話だ。生きざまであり作風みたいなもん。ひとまず私は現実に根を張っていなければ物語も創れない。

サブカルっていうのは、技術よりも先に現実に根差した精神があって、その表象だから、良いも悪いもない。ただその表象が、その時代に生きる大勢の同世代と気分を共有しているか、とか、そういう話で売れるか売れないかが決まってくる。それを、売れるか売れないかが先にある状態で創ると間違えやすい。歳をとればとるほどに、逆転しやすく、間違えやすくなってゆく。そういう方向に難易度があがる。

今はもう、ひとによって、根差している現実すらも違う。

そういうのも、もやもやのひとつ。

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