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結局わからん

やっぱり反ワク親露反米にがっつりカルトが入ってる件、騒ぎになってるな。そりゃそうだよね。結構な大物が入ってきているし。

じゃあカルト側が全部間違い、みたいなかんじでもないのだ。

リベラルでもさー、ネットやSNSだけで情報とっていて真顔で「バイデンは正義でトランプは悪」とか言ってる上っ面を滑ってるタイプもたくさんいて、そりゃ親米右派が全部正しいって言ってるくらいならばリベラルにいてくれ、ぐらいは思うけれど、国際情勢はそんなにシンプルではない。よく、

「陰謀論者というのは世界の複雑さに耐えきれない」

っていう話がTwitterやってると流れてくるんだけど、それを流しているひとたちがまずネットしかやっておらず、ろくに書籍も読んでいないので、たとえばチリのピノチェト政権とかでCIAと新自由主義シカゴ学派が軍事クーデター仕掛けてたりとか、その手のアメリカの本当にヤバイ話を全然知らん。陰謀論、という言葉じたい情報戦の一部である、という認識が無い、無頓着、というか。

カルトがあんなに反米に入ってると、良識のあるひとが反米に近寄れないよね。そういうのが難しい。

私はIWJも長いこと読んでるんだけど、岩上さんがカルトも宗教も大嫌いな左派ど真ん中のひとなので、IWJのいうことはわりと信じているし、引用もしている。でももう、IWJの言っていることとカルトが言ってることはとても近い。白井聡さんだって薬害の件は触れていた。すでに反米左派とカルトがすごく近くなってしまっている。反米左派のほうが不本意だろうけど。反米左派って言ったら鳩山由紀夫さんもだよ。あのひとはリベラルか。政治哲学者でフェミニストのナンシー・フレイザーとかも思い出すよね。あとエマニュエル・トッド。

トランプ支持派がやけに入ってて、QAnonの関係も気になるところだしなあ。アメリカなんか宗主国とはいえ他国で、日本人には選挙権すらないのに、なんで民主党と共和党の小競り合いであんなに情報戦やってたのか、それも不思議でしかたがない。結局この辺は、「カルトがいっぱい入ってきていて、でも全然なぜなのかがわからない」みたいなところだよね。警戒はしてるんだけど、どうしてそうなっているのか、これからどうしようとしているのかが、わからない。


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