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防衛費大増税が言われるような年末になってから、急に社会のカオスが増したような気がするね。こっちは仕事だけじゃなくって大掃除中。レシート整理などの会計もやらねば。

時事ニュースを観続けて10年くらいなんだけど、スタグフレーションと物価高で生活が苦しいときに大増税することで、なんかこう、国民の側のいままでの正常バイアスが突破されたかのような印象を受ける。薬害も取りざたされてきたし。マジョリティがぼちぼち「なにか起こってるみたい」と気が付き始めたかんじだ。

そこに10年つきあってきたんですけど。

大きな社会構造的なもので国際政治や戦争と関係しているから、個人が動いてどうにかなる状況をとっくに超えている。こうなる前に自衛をしなければいずれ足元が抜ける、と言っていたころはまったく真に受けてもらえなかった。

若い子はなにが起こってるのかわからずオロオロしていて、中年以上は大きく狂いはじめて反共とかやっている。この状況で心身保ってまじめに生きている中年以上は本当にえらい。今は足場をしっかりしておくべきときだ。若い子は「言っていることが正しいひと」を探して簡単に情報を得ることは考えずに、ちゃんと政治哲学や戦後政治史の書籍を一冊ずつ読んで勉強しな。書店でベストセラーになっているようなリベラル寄りの書籍。でないとすぐに誰かに騙されてしまうからだ。教養は身を助ける。目についた本からでいいから、ぼちぼち読みな。そんなことしかもうできる助言もない。どうせ余計なお世話だろうが。あと、地に足を付けて、心身を健康に保つために、思いつくあらゆることをすること。食べ物も安全なものを食べるようにね。こんなことを言えば馬鹿にしてくるひとがたくさんいるけど、案の定体を壊すひとが多すぎる。それも新自由主義がわからないとわからないところだ。

中流階級の真ん中あたりが貧困に落ちるとき、冷笑していた連中が狂い始める。

とずいぶん前から言われてたけど、今起こってるのはまさにその現象ではないか。

防衛費増額は日米関係とすでに取りざたされているんだけど、それはアメリカが強いからではなくて、欧米がもうもたない、みたいなかんじだからだ。欧米日の急激な衰退。宗主国が傾いているから、直属の植民地が道連れにされているだけだ。また10年かけてその結果が見えてくるのではないか。

一度大きく底に叩きつけられて壊れるけれど、そこからでないとこれからどうしていくか、みたいな話もできないのではないか。しかし、それで終わってしまうかもしれないけれど。それもまたしかたがない。


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