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海水と川の淡水が混じる場所っていうのは、水の塩分濃度の平準化が起こる。海水と淡水が混じって、真ん中の塩分濃度になるんだ。そんなの当たり前でしょうが。

新自由主義=グローバリズムで起こるのはこの平準化だ。

グローバルスタンダードにおいて、進んでいる部分と遅れている部分の平準化が起こる。その国固有の、良い部分は悪くなり、悪い部分は良くなる。

例えば労働移民が猛烈に増えて実質賃金が平準化される。為替の安い国からたくさんの労働移民を受け入れてると、平準化されて日本人の賃金も下がっていく。

ものすごい安い商品が大量に入ってきてもそうだ。安い商品に押されて国内産の同程度の品質の商品は安売りせずにはいられない。競争力的に。

逆に、ジェンダーは遅れていたから、進む。それも平準化。

日本の福祉は世界的に見てもとても良いものだった。特に健康保険。年金。教育も良質なものが多くの人に安価に提供されていた。それが、グローバリズムの平準化で失われていく。自民党はさんざん保守と呼ばれていたが、グローバリズムは保守とは正反対だ。

新自由主義の話が全然出てこないのは、やはり異様だ。

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