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伝統的家族制度っていう言葉で思い出したんだけど、そういや昔母権制をよく調べたわ。マレーシアのボルネオのほうに大きい母権制民族がいるって話を遠い昔に聞いたことがある。マレーシアはシャーマニズムも残ってて、大事な国家規模の事件あると占って公式発表したりしてるし、幽霊が出るから学級閉鎖とかあるんだ。すごい多国籍な国なんだけど、シャーマニズムも平行して在る、というか。そういうところ日本っぽいよね。普通、キリスト教とシャーマニズムなんか併存したりしないのではないか、と思ってしまうけど。そーでもないのかな?

母権制で連載描いてたからなんだけど、男性側のアイデンティティ的に難しいんじゃあないかな。あのタイプの社会。ただの種馬すぎなんだよね。それもネタで描いたけど。だって女が働いて子供も産んで男は適当にしてて、みたいになりがちなんだ。え、適当って……?みたいなかんじなんだろうな、と、調べてた頃よく思っている。男性の居場所が無さすぎるんだ。母権制って。せめて主夫の居場所でもあればいいのに。

アマゾネスとかも母権制って言われてるけど、もうあの辺ちょっとファンタジー入ってきてよくわかんないんだ。女子供しかいない社会で、男は種馬だから、種つけたらどっか行っちゃうのね。コミュニティに居つかないんだって。フェミニスト・ウィッカという呼び方をすることもある。スピリチュアル・フェミニズムと呼ばれたりもする。ペイガニズム、とか、ネオペイガニズム、とか。ほとんどサブカルに近くて、たぶん創作、って鏡リュウジが書籍で書いていた。アメリカ西海岸で流行したんだけど、上野千鶴子が一蹴して、日本には小説や漫画の創作部門に入ってきてたから、単独のサブカルとしてはいまいち成立しなかったんだよね。

という話をたしかガードナーの書籍の解説でフェミニストの小谷真理さんが書いてた気がすんだが、もうそれを読んだのが20年前だから正しい記憶かどうかすらもあいまいだ。間違ってたらごめん!

母権制社会なら戦争が起きない、みたいなのも幻想だろう。それならそれで独特なトラブルもいっぱいあったんだろうが。

見てみたかった。母権制社会。

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