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ハンガリー

これ、2021年とか2022年の毎日新聞の記事だ。ハンガリーは反LGBT法案を作ったってやつ。それでEUから出ていけ、と言われている。ハンガリーってなんかめっちゃロシア寄りの考え方で、反フェミニズムとかもすごいらしい。ジェンダー論研究も禁止とか。凄まじい保守。これぞ極右では。

もちろん、日米欧ではハンガリーの動きは批判の嵐。まあ私もフェミニズム寄りの人間なので反フェミニズムって言われると困るんだけど、自民党ってLGBT法案通したかったので、やっぱ保守ではないのでは……?みたいなかんじはすごいする。保守ぶってるけど全然保守ではない。むしろリベラルなのだ。

このハンガリーの話、追いかけてると、結構見えてくるものがある。

以下、同じものがネットでも拾えた。

上のPDFは、ハンガリー「反LGBT法」と「ヨーロッパ的価値」 っていう論文で、伊藤知義さんのものだ。以下がこの件に関するハンガリーの言い分。

保守派の政治系メディアで政府の非公式媒体とも言われる Magyar Nemzet 紙はこう58 第 18 巻第 4 号(2022)述べる。「かつては外から指示され,借金を負わされ,準植民地として扱われていたハンガリーは,2010 年以降,保守政権に代わったハンガリー政府のパラダイム転換の結果,独立した形で内部から統治される国家になった。主権のために続けられてきた過去 10
年間の闘いは,ハンガリーがもはや西側の植民地であることを望んでいないことを,また,初めのうちは軽蔑された考えであったにもかかわらず,単に自立できるだけではなく,中東欧地域全体の,一定の場合には,ハンガリーがヨーロッパ全体のための例となり得ることを次から次へと示すものであった。難民危機同様,これは主権問題であり,国際勢力の陰謀にもかかわらず,ハンガリーは進歩的政策からの圧力には譲歩しない

伊藤和義さん論文より引用

どうもハンガリーは、トランスジェンダリズムは欧米の植民地主義的なプロパガンダだと思っているふうで拒絶してるみたいなのよね。日本にはその視点がまず無いじゃん。そんなの陰謀論って言われるわりには、ラーム・エマニュエル駐日大使とかが絡んでいるし。単純に新自由主義的にアンチな物言い。オルバン首相はプーチンと仲良しらしい。ハンガリーのトランプって言われてるひとだな。

なんなんだろうな、ほんと。トランスジェンダリズムって。

まあでもこんなの、警戒して当然、というところですよ。警戒して当然なところだから警戒してるのに、差別主義者!とかトランスヘイター!って言われたら、カチンと来て当然。それも当然なのだ。むしろ、学者たちのあの無防備さのほうが際立っている。



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