見出し画像

ご購入かたじけない

noteご購入くださるかたがチラホラいらして、どうもありがとうございました。買うほどのもんではないから買わなくていいんですよ。じゃあなんで売ってんだよ、と言われると、

せっかく書いたけど政治経済国際情勢ネタだから、興味が無いかたにはなにを言ってるのかわからず頭おかしいと思われたり、逆にわかるのでキリキリ怒ってくるひととかいそうで怖いから鍵をかけるかんじで有料にしているだけです。とにもかくにも後ろめたい。

で、興味があるかたが買ってくださるというわけです。100円とはいえ、ほんとすみません。ほんとありがとう。

切実にその情報が欲しい、というかたが買うんだと思うのですよ。わかる。私も、これを言うのは後ろめたいんだけど、言わずにはおれない切実さがある。多くのひとにとっては聞きたくもないノイズでしかないのだろう。ノイズどころか劇薬の場合もある。新自由主義もポストコロニアルもコーポラティズムも、なんで私たちこんなめに遭わねばならぬのか。なんでディアスポラにならないといけないの?っていう理不尽。しかしその理不尽を口にすればさらにイヤな思いをする可能性が多々ある。それが理由でその理不尽を口にしている人がとても少ない。だからこそ、だからこそに切実なのだ。切実に欲しい。喉から手が出るほどに。血を吐くように。

そう思って調べ続けた8年間でありました。薬害エイズや水俣病も被害者が叩かれる。叩いたひとたちはしれっとなにごともなかったかのようにどこかに行ってしまう。被害者になったらとにかく負け、みたいなこの社会状況が、生きにくくないわけがない。でも、それを口にすることさえも許されない。そのくせ、権威に不都合じゃない『生きづらさ』はいくらでももてはやされ、消費されてゆく。

みたいなかんじで切実なひとが行き場を失ってるんだろうなって。私も行き場が無いです。切実です。行き場が無いひとに場を与えられるといいんだけど、なんともなあー。どういう形がいいのやら。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?