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共感性羞恥

共感性羞恥のあるひとはマイノリティだって聞いて驚いた。自分も家族もだいたいそうだからだ。みんなあるのかと思っていた。そういうことは多い。

むしろうちの親父には無い気がする。旦那はあるし、うちの子はほとんど赤ん坊のころからあった。他人が馬鹿にされて笑われてると泣く。

私も幼い頃からあって、『キャンディ・キャンディ』が実は苦手だった。いじめられたり馬鹿にされたりするからだ。自分が感情移入しやすいキャラが、あからさまに馬鹿なことをして失敗するのが、怖くて観ていられない。チャンネルを変えてしまう。

というのを、『大いなる遺産』を観ながら思い出していた。

主人公が散財した挙句に育ての親にガッカリされてしまうところが、おそろしくて観ていられない。

自分の漫画でもそうだ。キャラが失敗しにくいと思う。自分のキャラがひどくいじめられる、というのを描くのに勇気がいる。かなり意識的にならないと創れないだろう。

歳をとっても共感性羞恥はあいかわらず。

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