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同時代音楽のための月刊マガジン【無料】

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同時代に生きる音楽家のインタビュー、エッセイなどを月刊でお届けします。紙媒体のマガジンを目指して、記事ストック中です。 【音ポスト】 【ゆきちか日々の書簡 (不定期)】 【今日の…
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2019年10月の記事一覧

馬場武蔵に〇〇について聞いてみた(3)

ドイツ在住、指揮者の馬場武蔵さんインタビュー第三弾。話は、指揮のオーディションの話題から「テンポをどう扱うか」、そして「音楽を作る上での共同作業」に移り変わり・・・(インタビュアー: わたなべゆきこ)。 個人的な感覚 (わたなべ)さっきのオーディションの話を聞いていて、とっても面白いなって思ったんですね。作曲家の場合は、まず自分がどう思うか、何を書きたいのか、聞きたいのか、それを追求する傾向にある。でも指揮者はベクトルが逆だなって。まず楽譜に書いてあることを忠実に。自分の解

2019-10-13「今日のこぼれ話」

「今日のこぼれ話」作曲の纏わるこぼれ話を不定期(有料・無料)でお届けします。本日お届けするのはさっきょく塾今期のゲスト講師で、作曲家の坂田直樹さんの一言。以前のインタビュー記事はこちらから。 坂田直樹の三つのキーワード(わたなべ)これ、さっきょく塾やアカデミーなどで毎回、作曲家の方に投げかけている質問なんですね、「自分の音楽を表す三つのキーワード」。二つ目くらいまではスッと出て、三つ目が結構悩む(笑)そして、時期によってもワードが変わっていくのが面白いんです。 ――(坂田

馬場武蔵に〇〇について聞いてみた(2)

ドイツ在住、指揮者の馬場武蔵さんインタビュー第二弾。トロンボーンから指揮へ転向されてから、その後のお話です。(インタビュアー: わたなべゆきこ)。 アンサンブル・モデルン・アカデミー(IEMA) (わたなべ)もともと、武蔵さんとはいアンサンブル・モデルン・アカデミー(IEMA)の奨学生繋がりで、知り合ったじゃないですか。私が在籍していたのが2016年から2017年で、かぶってはいないんだけど。 ――(馬場)そうですよね。それこそ、先程話に出たマニュエル・ナウリ(Manu

馬場武蔵に〇〇について聞いてみた(1)

ドイツ在住、指揮者の馬場武蔵さんにお話を聞いてきました。トロンボーン奏者として留学し、現在は指揮者として活動されている馬場さん。今後活躍が期待されている若手音楽家一人です(インタビュアー: わたなべゆきこ)。 人生の分岐点(わたなべ)実は馬場さんとは共通点も多いんですよね。実は出身大学も同じで、その後ドイツに。 ――そうなんです。大学2年次まで桐朋学園大学のトロンボーン科に通っていて、その後ベルリンに留学しました。 なるほど。少し簡単にこれまでの道筋について、教えてもら

2019-10-04

「今日のこぼれ話」作曲の纏わるこぼれ話を不定期(有料・無料)でお届けします。本日お届けするのはさっきょく塾今期のゲスト講師で、作曲家、山根明季子さんの一言。「作品を聞く」ことについてお伺いしました。以前のインタビュー記事はこちらから。 (わたなべ)さっきょく塾オンラインサロンでは、昨年から「聞いてくださいシリーズ」というのをやってるんですね。サロン生に自作品をアップしてもらって、それに対してみんなで感想を言い合う。レッスンとか、作品の良し悪しを評価する、というよりは、みんな

第二期さっきょく塾受講内容(随時更新)

オンラインで学ぶ、さっきょく塾。詳細について説明したいと思います。 今期のさっきょく塾は、二つの柱で構成されています。 A. 月額マガジン【第二期さっきょく塾 オンラインマガジン】 購読料:500円/月 定員:なし 期間:2019年10月1日〜2020年3月31日 応募期間:10月1日~随時購読可能(下のリンクよりご購読ください) 主な内容: 『わたなべゆきこの楽器法ミニコラム』(不定期更新) 『演奏家に会いに行ってみた』(不定期更新) 『山根明季子の思考論』(2020