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オンナ作曲家の部屋_by_jwcm

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作曲家がゆるりといろいろやっています。(HP) jwcm.site
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2021年3月の記事一覧

個人的な備忘録とjwcmのこと

2018年に中堅女性作曲家サミットを開催してから、ずっと取り組んでいるジェンダーと作曲の関係について、朧気ながら言葉になってきた。 音楽の歴史は社会と共にあり、その既存の構造は男性中心の社会であると。 恐らくその構造が感覚的にフィットしない理由は、構造自体が持つ特質があって、「より大きく」「一度に多くの人に届く」ような「小さいものから大きなものへ移行するベクトル」で多くが設計されていることにあると思う。 修道院から大聖堂に移行する過程の中でレゾナンス(空間に響く残響)の

ダイアローグ:Arts and Women【音楽家と社会】②

かつて影なる場所で息を潜めていた⼥性アーティスト。それは果たして本当に過去のものなのか?⼥性アーティストと社会をテーマに始まったシリーズプロジェクト「ダイアローグ:Arts &Women」。初回はjwcm共同代表の渡辺裕紀⼦(作曲家)をホストに、EGSA JAPAN(芸術におけるジェンダー/セクシュアリティ教育を考える会)のメンバーであり、舞台芸術関連アーティストの分析をライフワークとする社会学者・⾼橋かおりを迎え、⾳楽家と社会について論じます。こちらは2020年12月20日