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電気圧力鍋レビュー

昨年末から電気圧力鍋が欲しくて、通販サイトのレビューを見たり、店頭で実物を眺めたりしていた。

そして1週間前、ついに我が家に電気圧力鍋がやってきた、ヤァヤァヤァ。うちで購入したのはこちら。

値段やレビューを見比べ、パナソニックかアイリスオーヤマかで迷ったのだが、釜の大きさが4Lというのが決め手となった。男3人プラス私の4人家族、しかも息子たちはこれから数年が1番たくさん食べる時期。たっぷり作っても足りないくらいかもしれないからだ。

さて、届いて1週間の感想を率直に書いてみたい。

使用感

見た目は黒一色だし、大きくて、重厚感あり。ストウブの黒くて大きくて重たい鍋を連想させる。ストウブ持ってないけど。

操作は4つのボタンとダイヤルのみで行う。液晶パネル見ながら操作するので簡単だ。自動メニューは調理法別、食材別、などカテゴリー分けされているので、検索しやすい。面倒な機能は使わなくなること必至なので、操作がシンプルなのは大変良い。

調理中はびっくりするほど静かだ。初めて使う日、圧力鍋の定番メニュー豚の角煮を作った。シューッとかグツグツとか、出るはずの音がしないとなんだか寂しい気分になり、ほんまに動いてるの?何度も耳をすませてしまった。そして、出来上がった角煮は、箸で縦に切れる柔らかさで、圧力鍋の実力を感じた。ただ、味に関しては二日目に煮返した時の方が美味しかった。

片付けも難しくない。おもりをはずし、内側のパッキンと中心の金属キャップを外して台所洗剤で洗うだけ。キャップの脱着がしづらいというレビューをどこかで読んだのだが、力もいらないし難しくはないと思う。要は慣れ、かな。本体は鍋蓋から垂れた水滴を拭く程度で終了。簡単、簡単。

注意点

メーカーの売り文句には「時短」が謳われていて、豚の角煮が15分などと書いてある。が、それは圧力調理の時間だということに注意が必要だ。実際は圧が上がるまでに15分、圧が下がるまでに30分、計45分が必ず追加される。だからメニューによってはコンロと鍋で作るよりも時間がかかってしまう。

また、普通に鍋で作るのと違い、ほとんど煮詰まらない。圧力調理が終わった後になべモードで煮直せば良いのだろうが、時間が余計にかかるのでしない。だから煮汁がたっぷり残ってしまう。これがいかんせんもったいない。手羽元のように旨みの出るものを煮た煮汁は捨てずに再利用したいが、どうしたものか。翌日の煮物にまた使おうか、はたまた汁物にしてしまおうか。煮汁の有効活用は今後の研究課題だ。

もうひとつ、電源コードに注意が必要だ。購入したアイリスオーヤマの電気圧力鍋は、電源コードがマグネットプラグになっていて、付け外しが簡単だ。ところが、うっかりコードを引っ張ってしまって、調理途中で電源コードが外れてしまったことがあった。慌てて取り付けたが、何もなかったかのようにスタート画面になった。その時は残り時間あと5分くらいのところだったので、そのまま終了しても特に問題なかったが、加圧中に外れないよう注意が必要だと思った。

まとめ

総評としては、やはり便利で、間違いなく買って良かった。最もありがたみを感じるのは、吹きこぼれたり鍋を焦がす心配なく離れられることだ。調理はほったらかしで、別室で洗濯物を畳んだり、子どもたちの宿題を見たり、いろんなことができる。今まで、火に鍋をかけたままで、ちらちらと気にしながら他のことをやっていて、結局吹きこぼしたことが何回もある。そのような心配がないのは、非常にありがたい。

ただ、前述のとおり、調理時間そのものは小一時間かかる。他の家事ができるとは言え、とにかくサッと作って食べたい時には、献立を炒め物にでもした方が早い。

あとは、まだ未知数なのは電気代だ。願わくば、使うのを控えたくなるような金額になりませんように…。

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