1も2もなく赤子にはスキンケア。 子供が乳児喘息になって学んだこと。

赤ちゃんの肌はぷるぷるのイメージからのミスリード

初めての子育てでもうすでに大後悔していることがあります。
それは生まれてからすぐのスキンケアに関してです。
ボス・ベイビーや千と千尋の坊のように、イメージしていた赤子はみんなツルッツルのぷるぷる肌で、弱いどころか最強のお肌だと思ってたんです。
化粧水とかスキンケアグッズの宣伝文句にも"まるで赤ちゃんの肌"と言う言葉はたくさん使われているし、何もしなくてもきめ細かくて強くてターンオーバー早く、特に手入れが必要だと思ってなかったのが正直なところで・・・。

ところがそれは大きなミスリードで、実際はめちゃくちゃ繊細で、実に細やかなケアが必要な時期だったんです。
言い過ぎではなく、そこでその後の人生を左右することもあるほど重要な事柄であったと私は振り返って思っています。
大げさに、、とも思うのですが、私は知っておきたかったし"なぜこんな重要なことを産むまでに知れる機会がなかったのか"と嘆いたので、これから赤ちゃんのケアをする/している新米パパママさんの中でぜひ1ソースとして取り入れて欲しくて、noteに綴ります。


心当たりチェックシート(私の素人意見です。。)

私と息子の経験を振り返り、新生児期〜3ヶ月の間に息子に起こった事でトリガーだったかもしれないことをメモしていきます。当てはまる方、要注意です。

●生まれて1週間~2週間くらいで肌荒れが悪化した
脱皮するかのように生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚がポロポロと落ちてくることを新生児落屑(しんせいじらくせつ)と言うらしいのですが、それはお腹の中で使っていた皮膚が生まれた直後に脱皮している生理現象だと思うので気にしないこととして、そのあともずっと肌荒れが続いている/肌荒れが悪化してきている

●地肌に黄色い膿が出ている
毛根部分がカサカサで且つ、黄色いジュクジュクっとした膿またはかさぶたのような膿ができていると乳児の脂漏性湿疹である可能性がありそう

●左右対称に痒みが出ている
両耳、肘の裏、膝の周り、など左右対称に出ているとアトピー性皮膚炎の可能性がありそう

●最初飲めていた粉ミルクが飲めなくなる
これは後から考えるとかなりのサインだったのですが、おっぱいが飲みやすくて安心するしいいのかな?と軽く考えて見落としてしまっていました。
産院でもおっぱいとミルク混合で育てていてその後3ヶ月くらいまでは遊びにきてもらった友達にも粉ミルクを与えてもらっていた写真が何枚も残っているほど頻回に粉ミルクを飲んでいたのですが、3ヶ月くらいのタイミングで粉ミルクを与えると叫び泣くようになり、次第に完全母乳になりました。
のちの血液検査の結果ではっきりとわかるのですが、息子は後天的にアナフィラキシーを起こすほどの乳アレルギーになっていました。
おそらく、肌荒れから体内にアレルゲンが侵入し、ミルクに対する抗体を作ってしまい、強いアレルギーになってしまったと考えています


上記のチェック項目1つでも当てはまる方は近くの小児皮膚科・アレルギー科の受診を念の為オススメします。

ちなみに我が家は全部当てはまっており、乳児脂漏性湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー(乳、卵、ごま、犬、ハウスダスト、だに等たくさん)からの乳児喘息と診断されることに進んで行きました。アレルギーマーチと言うそうです。。。もしかしたらこれら全て、スキンケアによって防げていた可能性があります。

気になった方にはたくさん文献出ているので「保湿 アレルギー 予防」「乳児 アトピー 保湿」とかでググってもらえるとたくさん文献出てくるのでできるだけ信用できそうな機関のものを読んで欲しいです。


参考文献例



たどり着いたスキンケアの極意

極意は"良い状態をつくる、そしてキープする"ことに尽きると思います。
赤子はオールシーズン365日、24時間保湿されているくらいでちょうどいいかもしれません。
気づいたら塗る、もしくはルーティン化して塗る、のどちらかです。

《塗り方》
地肌も含めて全身ペットぺトになる量のミニトマト大のクリームを出し、一日数回塗ります。*忙しくてもお風呂のタイミングで一度はぜひ

私はヒルドイドなどのヘパリン類似物質と白色ワセリンで塗っていました。
処方薬が多いのでかかりつけの病院を一つ作ってそこで定期的に見てもらいながらスキンケア剤を出してもらうのがいいと思います。

ミナカラ薬局から処方箋なしで購入できるヘパリン類似物質も出てました。
ヘルスケアをもっと身近に!と挑戦されている喜納さんを応援しているのでこれも貼っておきますね。
https://minacolor.shop/products/17
病院行く暇がない方はこういうのを購入しても良さそうです。
もちろん薬局で簡単に手に入るベビー用の乳液やクリーム、ワセリンでも良いと思います。

新生児期はママのリフレッシュも必要ですし、ママに代わって当たり前に周りの人が気づいたら保湿するようになるといいなと私は考えます。
子どもの健やかな毎日の為に、ご家庭のオペレーションに無理ない程度で取り入れてみてください。

実際に私は周りの友達が数十人赤子を産むと言うとんでもないマイベビーブームにおいて、保湿剤をプレゼントで配りまくり、ちょっと荒れてる子にはおせっかいにも保湿薬を塗り塗りしてました。
*もちろん知らない人に自分の子供の皮膚に何か塗られていい気分の親御さんはいないと思うので、ちゃんと許可をとりましょう

それでも肌荒れ・皮膚炎が治らない場合、医師の判断でステロイド薬を処方してもらうことが有効な手立ての一つとなると思います。
ちょっと強くてもいい状態をキープする為に必要であれば塗ってしまう方が治りが早いケースもあるかと思いますので、ステロイド薬を言葉だけで怖がらずに、よく知ってツールとして適切に取り入れるのが良いと思っています。

繰り返しになりますが、いい状態の肌をキープするのが非常に良いと私は学んだので、赤ちゃんの肌とその先の健康を守ってあげる為の経験談と家族で考えるきっかけを提供できていたらいいなと思います。

日々過ごしながら想うことや、日々練りこみながら目指すものを綴って行こうと思います。