#017:「ありたい自分」は「今の自分」とは別、という嘘
「ありたい自分」って、どんな自分だと思いますか?
それって、いつ実現するものなのでしょうか?
それはどこにあるのでしょう?
「やりたいこと」を言語化できるワークをご提供しようと考えていて、
ふと、3年前に澤円さんに教えていただいたことを思い出しました。
こちらの本が発売された20年7月に、澤さんに書籍に関する質問をする機会をいただいたんです。
個人力 やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方
書籍では、「個人力」をこのように定義されています。
心に響いたのが「ありたい自分」のまま
というところ。
「ありたい」→未来
「まま」→現在
どういうこと???
私の頭の中に浮かんでいたのは、「課題形成フレーム」。
(「問題解決フレーム」とも言います)
「①あるべき姿」と「②現状」のギャップが「③問題」。
その③問題を起こした④原因(真因、という人もいます)を考えて、
その④問題を解消するための⑤課題を見出す。
で、⑤課題をやっつけるための⑥対応策を考えて実行!という一連の流れ。
この枠組みで考えると、
「①あるべき姿("ありたい姿"と同義とします)」は「未来」で
「②現状」は「現在」。
時間軸が離れています。
あれ?あれ???
では、改めて…この一言を味わってみましょう。
(視線を下に向けて、しばし味わう…)
「不思議〜!」って方もいれば、
「え、別に違和感ないけど」って方もいらっしゃると思います。
書籍の発売当時、「不思議だなあ。何か意図があってのことかな?」と思った私は、澤円さんに質問をしました。
そのときの澤さんの回答がこちら。
「ありたい」に「現在も含んでいる」ですって!!!
パラダイムシフトの爆誕です!(個人的に)
私は「ありたい自分」と「今の自分」は別モノと捉えていました。
無意識だったけど。
「今の自分は、ありたい自分ではない???じゃ、何なん???」ってなりますね。
今の自分だって、ありたい自分の一部だし、
その「ありたい自分」の状態でいるために、常に考え・行動していく必要があるなあ・・・。
ここからの学びは3つ。
少しの「あれ?」を大切にして良かった
自分の思考の枠組み(パターン・フレーム)は、相手のそれと違うことがある
自分の考えを「見せて」伝えると分かりやすい
と、いう訳で「『ありたい自分』は『今の自分』とは別」という嘘を自分に信じ込ませていたというお話でした!
改めまして、澤円さん、学びと気づきをどうもありがとうございました。
ここまで読んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。
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