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#058: 「本気の失敗」に価値があった話

私がワークショップなどをやっていることを
どう「未来のお客さま」に知っていただいて
参加いただくかを考えているところ。

お客さまが私のサービスを知ってくださり、
興味を持ってくださって、、、という一連の流れですね。
「ファネル」という言葉を
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「カスタマージャーニー」と言った方がしっくりくるかも。
「お客さまの成長シナリオ」と呼んだりもします。


①会社員時代に「カスタマージャーニー」を描いていた

「カスタマージャーニー」を一度ザックリ書いてみたものの
出来がよくなかったので(!)、書き直しています。
そこで、改めて「カスタマージャーニー」のフレームを作り、
中身を埋めていくことにしました。

「紙1枚」仕事術の、
・「1枚」の紙に
・「フレーム」を書いて
・「テーマ」を決めて、埋める

というやり方を、ここでも適用。
※今回はOne Noteで打ち込んでいるので
「紙」ではありませんが、思考整理の本質はひとつ!

まずは、過去に購入した書籍や講座でいただいた資料を引っ張り出して
フォーマットをつくったところです。

できたフォーマットを眺めながら、
会社員時代に
「クルマを買ってくださったお客様のカスタマージャーニー」を
描いていたときのことを思い出していました。
2016年あたりのできごと。

当時は、お客様の行動や感情を書いても
なんだか不自然だったり、
抽象度が高すぎてわけがわからなくなったり
「で、それどうやって実現するの?」というような
施策に落とし込めないようなことを書いていたり・・・。
(施策に落とし込めないと、実装できないですからね・・・。)

難しかったですが、
メンバーと一緒にわいわいと
頭を捻りながらやっていたので、楽しかった記憶しかありません。
何とか書き上げることもできたし、
その「カスタマージャーニー」は
国内外でしばらく使われていたし、とても良い経験になりました。

②本気の失敗をした

ただ、1つだけ、ほろ苦い思い出がありまして。
あまり戦略が定まらないなと思った局面があり、
私が非常に尊敬しているマーケティングの師匠のお力を
借りようと思ったんですよね。
その方の提唱している戦略フレームが、秀逸で。
(どんなものかは、別の機会にご紹介します!)

そのフレームを「共通言語」にして
アイデアを集中して出し合えば、
考える対象が明確にできるし(とっちらからないし)、
目的や目標も共通化できるし、
何よりも、どういう戦略をとるのか、
メンバー間で自分たちで考えながら共通化できると思ったのです。
戦略に関するリテラシーも上がっていくでしょうし。
(管理職でもないのに、ここまで考えて偉かったぞ、私!)

もともとは、「カスタマージャーニー」のプロジェクトに入る
数年前から、個人的にその方の書籍を購入したり、
セミナーに参加したりして勉強して、
そこで教えていただいたフレームを使って
業務の合間にコツコツと1人でまとめてみたりしていたんです。
実践的なツールとして、惚れ込んでいたんですね。
(今でもその思いは変わりません)

やっとこれを実務で堂々と(?)使える時が来た!!!

と思い、予算申請し、
企画書を書いて、
上司とそのまた上の上司と、さらに上の上司に提案をして回りました。

しかし・・・
その提案が採用されることはありませんでした。
今になって思えば、私の説明の仕方が悪かった。
でも、その時はそんなことに気付ける自分でもなく、
ただただ、くやしくて泣けてきました。
「こんなに、みんなが助かるツールが目の前にあるのに!」

本気だっただけに、本当にくやしかったです。
みんなと「共通言語」にして、使い倒したかった。

③本気の失敗には意味があった

その後もその師匠のメルマガを拝読しつづけ、
書籍を時々読んだりして過ごしています。

そして、あの「却下」の日から5年後(たぶん)!
自分のビジネスの「カスタマージャーニー」を
どう描こうかと考えていたら
あ、あのワークショップの内容を使えばいいんだ!」と
思い至りました。
おとといのことです。

これは2年前に参加したワークショップでいただいた資料。
佐藤先生の他の書籍も参考にしました。

まさか数年後にこんな形で使える日が来るとは…!

カスタマージャーニーも、この師匠のフレームも
本気で取り組んでいたからこそ、
今、私を助けてくれているんだなと思いました。
数年前には思いもよらなかったことです。

本気でやったから、
そこでの気づきを踏まえて
次の行動ができる。
本気の失敗には意味がある。

「宇宙兄弟」

本音のキャリアを生ききる
本気で行動していたら、
「気づけばそれが本音だった」と気づくこともあるのではないでしょうか。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
「スキ」や「フォロー」、コメントお待ちしております!




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