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大人になるにつれ、忘れていたものを思い出した

数日前の日経朝刊で、
ずっと大切にしていたパンダの「ぬいぐるみ」をクリーニングしてもらった話が載っていました。
灰色になっていたパンダちゃんが、
白黒ハッキリした色に戻って帰ってきたというもの。



大切にしていたぬいぐるみ

私にも、小さい頃に大切にしていたぬいぐるみがありました。
幼稚園に入るか入らないかという歳のころ、
母方の祖母がプレゼントしてくれた、白い犬のぬいぐるみ。

「ポッチーくん」という名前をつけて、
出かける時はいつも一緒でした。
小学校に入っても、
低学年のころはいつも胸に抱いて出かけていた記憶があります。

ああ、そういえば実家から持ってきてたな
と思い、
おもちゃ箱のなかを捜索。

子どもたちが小さい頃に遊んでいたおもちゃの中から
ポッチーくん、発見!

数年ぶりの再会

いつも一緒だったので、汚れてくるんですよね。
で、そのたびに洗濯を繰り返していたんです。
なので、目の色がとれてしまって、「名前ペン」で塗ったりとか。
(直近の修復により、ウインクした状態になっています、笑)

洗濯するたびに、
「わあ!ポッチーくんが真っ白になった!」と
喜んでいたのを思い出しました。

大切なものを「大切」と言えていた、小さな私

久しぶりにポッチーくんを手にして思い出したのが
いつか、母が言っていた話。

お盆かお正月に、親戚のおばさんに会った時、
そのおばさんが、私が抱いているポッチーくんを見て
どしたん?汚いぬいぐるみ持ってから
と幼い私に言ったらしいんですよね。

そしたら、私が
ばあちゃんにもらったんじゃけ!!!」と
言い返したとのこと。(生まれも育ちも広島)

ふとした時に、
母が「あんたがおばさんにこんなことを言ったことがあったねえ」と
話してくれたことがあったんですよね。

詳しい状況は覚えていませんが
なんとなく、
「私にはポッチーくんが大切なんだ」
と胸を張って何かを言った感覚はあります。

このエピソードを思い出して、
「外野が何を言おうと、大切なものは大切だ」と
胸を張って言えていたんだ、子どもの頃の私は。

と思いました。
(「このおばさんからもお年玉もらえるから、黙っておこう」とかいう忖度なんてせず)

なんだか、
自分自身に対して、
「ごめんね・・・」という気持ちが湧いてきました。


いろんな役割を果たしているけれど

大人になるにつれ、ライフステージが変わるにつれ、
役割が増えていったり、
それぞれの役割の占める比重が変化します。
(キャリコン界隈では、「ライフキャリア・レインボー」と呼びます)

ただただ、一所懸命にそれぞれの役割を果たすうちに、
だんだんと心の声が小さくなったり、
自分の本音がわからなくなったりすることもあります。

いろんな役割を果たしているけれど、
そんな自分は、何が好きで、何が大切で、何が嫌なのか・・・?
今、どう感じているのか?
身体の感覚はある?
目をつむってしまいがち。

そうすることで、なんとか日々を回してきたのですから、
「だめだ!」と言うつもりはありません。

「じゃあ、今からどうする?」と動けばいいだけのこと。


そんなポッチーくんは、今は、おもちゃ箱のなかではなく
日々、私がコンテンツを生み出したり、セッションをしている
パソコン机の引き出しに「住みか」を移しています。

「〜すべき」に染まって、心の声が小さくなりそうになったら
「大切なものを大切にできる」心のアンカーとして、
ポッチーくんと小さい私の力を借りようと思います。


本音のキャリアを生ききる

私には、これが「大切なこと」。

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