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台湾スイーツ豆花サミット #074 #075

Podcastで、台湾スイーツ豆花屋さんが集まり、豆花について熱く語る『豆花サミット』を開催しました。
豆花(とうふぁ)とは、台湾の代表的なスイーツ。台湾だけではなく、香港や中華人民共和国をはじめ、中華文化圏でも食べられています。

大阪アメ村にある味庵茶坊の豆花。多くのお店でトッピングは自由に選びます。

台湾では、あちこちで食べられるスイーツ。日本の台湾好きにはとてもメジャーとは言え、「台湾スイーツ=豆花」となるくらいの知名度は、まだない。でも豆花を愛する人は、ジワジワと広がっている。では、この先、豆花をもっと知ってもらい味わってもらうためには、何ができるかな?ということを、豆花屋さん店主同士が語り合う様子を番組にしよう、と言うことでサミットが開催されたのです。(実は、私がぐずぐずしていて1年越しの開催になってしまいましたが・・・)

都内と神奈川県の豆花屋さん店主3名をゲストに、「そもそも豆花とは?」と言う話から、「豆花屋さんを開くきっかけ」や「豆花屋さんジレンマあるある」などを大いに語っていただき、各店舗の豆花を食べ比べてみると言うことで、前編と後編に分けて配信をしました。

豆花、簡単に説明をすると、豆乳を固めてシロップや小豆などのトッピングと一緒い食べるスイーツ、と言ったところ。お豆腐よりも食感はつるんと滑らかで柔らかい感じ。夏は冷やして、冬は温かくして食べられます。

印象的だったのが、厳密に「コレを使わないと豆花とは呼べない!」と言うことはなく、作った人が「豆花だ」と言えば豆花になる、と言うこと。固めるのに、石膏(食用)ではなくゼラチンを使っていても、作った人が「豆花だ」と言えば、豆花になる。
細かく「これは違う!」とか「こうでないといけない!」と言うことではないのは、とても良いなと思っています。前に、魯肉飯の話を聞いた時にも、厳密な定義はないと聞いていて。コレは偽物!とかではなく、愛情込めて美味しくなるように作ったものは、ちゃんとそう呼んで良いといいのが良いなと思いました。

今回は3店舗の豆花を食べ比べしてみました。

上から時計回りに、山海豆花さん、黒猫豆花さん、浅草豆花大王さん

二子新地にある黒猫豆花さんの店主 見吉さんは、仕事の出張で豆花に出会って、その味わいに魅了されて、台湾中の豆花を食べ歩いてきました。そして台南の豆花屋さんに弟子入りして豆花の作り方を学び、お店をオープン。

山海豆花(さんはいとうふぁ)さんのYoshiさんは、台湾にワーホリをしていた時に豆花を出会い、ほっとする味わいに魅了されて、台湾で作り方を学びお店を開きました。ちなみに、山海豆花さんは台湾の台北・中山 赤峰街にお店がありますので、台湾に行ったらぜひ。

浅草豆花大王さんの店主 志田さんは、ご両親が台湾人と日本人。台湾にルーツがある志田さんは、子供の頃に味わった豆花の味を日本でも多くの人に伝えたいと言う想いでお店をされています。豆花の作り方教室もされているので、ここで作り方を学んだ方が、日本各地にいて、お店を開いている方もいらっしゃいます。

Podcastの収録前の様子

同時に豆花を一気に食べるなんて、豆花屋さんの店主さんも含めて、みんな初めてのことでしたが、やっぱり同時に食べると味の違いがよく分かる。
美味しいのは同じなんだけど、例えば黒猫豆花さんの豆花は、豆の味が力強い感じがするし、浅草豆花大王さんは、その場で豆花を作ってくれたので、温かくて優しい味わいがする。豆の香りも良くて。そして山海豆花さんは、黒砂糖のシロップの香ばしさと共に、つるんとした豆花の味わいが合わさっていました。

浅草豆花大王さんの温かい豆花 トッピングが白キクラゲ、小豆、サツマイモ団子

日本にも、徐々に豆花を扱うお店は増えてきていますが、それでもジレンマはあるようです。「台湾スイーツ」ということで、なんとなく温かい地域のひんやりデザートのイメージがあるからから、冬になるとお客さんがなかなか来づらいと言うこともお話ししてくださいました。
でも、温かい豆花は本当に美味しい。やっぱり小豆って冷たくても美味しいけど、温かいと美味しいよねーと思いながら私はいつも食べております。

番組では、豆花愛が溢れる、豆花づくりのこだわりを伺っていますので、ぜひお付き合い頂けますと嬉しいです。また、各店舗に豆花を食べに行く際には、営業時間や営業日をSNSなどでチェックしてください。

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番組は、こちらから最新回から過去回まで、無料でお聞きいただけます。


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