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台湾的音楽 Elephant Gym 日本との絆や想いを感じ取る楽曲の数々

台湾のアーティストを紹介するシリーズ。
Elephant Gymは、何度かこちらでも紹介している3ピースバンド。日本でのライブ経験もあり、多くの音楽ファンを魅了しています。

過去の紹介記事は、こちらから。

Elephant Gymは7月22日に、New EP『CRACK OF DAWN』をリリースしています。

台湾の高雄出身の3ピースバンド Elephant Gymは、初期はインストルメンタルを中心にしていましたが、最近はボーカルが入った楽曲も発表しています。
変拍子やちょっとソリッドな感じもあり、マスロックバンドと称されることも多いバンドです。音楽はカッコ良く、メンバーはとてもキュート。音楽はもちろんですが、バンドメンバーのパーソナリティも魅力的だなと思っています。

New EP『CRACK OF DAWN』は、全4曲入り。
1曲目の「Go Through The Night」のギターリフは、toeが2009年に発表した楽曲「Two Moons」をサンプリングしています。実際に両方を聞き比べると、この2組のバンドの信頼関係を感じることができます。

「Go Through The Night」
流線という言葉が浮かぶようで、美しい音色だなと思って聴いています。

toe「Two Moons」

Elephant Gymは、以前のインタビュー記事を読んでも、toeを自分たちのロールモデルと言っていますし、日本でも対バンなどをして交流をしています。お互いに信頼関係がある中で、今回の楽曲でのサンプリング。
このご時世で、お互いに行き来ができない時に発表されていることに、より想いが強く感じます。

ちなみに、今年1月28日には、toe×Elephant Gymは遠隔対バンイベントを開催しました。私は知らなかった…。知ってたら観ていたのですが。

New EP『CRACK OF DAWN』には、昨年に発表された楽曲「Dear Humans」の日本語バージョンも収録されています。

「Dear Humans」オリジナルVer.
こちらの楽曲は、台北國家戲劇院(National Theater)で行われた、「物種大樂團」という演劇の主題曲になっているようです。

今回は、こちらの日本語バージョン。
公式Twitterによると、この曲は日本語バージョンを収録するにあたり、ミックスやマスタリングもやり直しているそうです。また、日本語訳詞をつくるのにあたっては、cinema staff/peelingwardsの三島想平さんが行っています。

こういうところにも、Elephant Gymが日本の音楽ファンだけではなく、アーティストとも絆を深めているんだなと感じます。
ちなみに、cinema staffは、今年6月2日にNew EP「白夜/極夜」をリリースしています。こちらも、cinema staffらしさをとても感じる作品です。ポストロックの激しく鋭い音と繊細な歌声が好きです。

なお、Elephant GymのNew EP『CRACK OF DAWNは、CDとして販売されているのは日本のみです。日本のCDショップでも購入することができますので、ぜひチェックしてみてください。

アルバムに関してのコメントは、ドラムのメンバーのChia-Chin Tu(涂嘉欽)がTwitterで話しています。

収録曲の「Dreamlike」について、ベース・ボーカルのKT Chang(張凱婷)がTwitterで話しています。

収録曲「Wings」について、ギター・ピアノのTell Chang(張凱翔)がTwitterで話しています。

全員、日本語が上手い。
Wingに関しては、管楽器が多いことに驚きましたが、日本でもぜひライブが出来るようになったら、日本のバンドと共演をして欲しいと願っています。

Take Five - Alto Saxophone Cover【KT COVER ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶】
Elephant GymのYoutubeチャンネルでは、KTのベースカバー動画もたくさんアップされています。いつ見ても、ベーステクニックに魅了されます。

Elephant GymのYoutubeチャンネルでは、KTのベースカバー動画もたくさんアップされています。いつ見ても、ベーステクニックに魅了されます。

こちら、日本のみで販売されているCDとしてのEP。
とてもキュートなジャケットです。

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Spotifyなどでも楽曲は楽しむことができますが、ぜひCDも手に触れてみてください。


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