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台湾的音楽 Layton Wu 雷頓犬 メロウで心地よいトラックが特徴 シカゴ拠点の台湾アーティスト

台湾の音楽を紹介するシリーズ。
今回のアーティストは、Layton Wu 雷頓犬

こちらも、プレイリスト作りをきっかけに、知ることができたアーティストです。
メロウで心地よい音楽が、とても良いなーと思いながら聴いています。
プレイリスト作ることで、また新たなアーティストを知ることが出来て、なんだか得した気分でおります。

Layton Wuは、台湾で育ちで、現在はアメリカ シカゴを拠点に活動しているソングライターで音楽プロデューサーです。
ちなみに、Facebookのプロフィールには、犬のアイコンが3つ並んでいるだけ…笑。犬派としては、なんだか嬉しいです。

「Honey Ginger Tea ft. Jayhuana」
ゆるやかな雰囲気に、タンゴのようにも感じるリズムを刻むトラック。不思議とマッチしていて、心地良さになるのが、凄いなと。

また、2021年の冬には、台湾の人気アーティスト 9m88 の楽曲にも参加しています。

「A Merry Feeling」
クリスマスソングとして、彼女が発表した曲です。家族や友人など、大切な人と過ごす日のことを歌っていますが、音楽がとてもラテン。ジャケットも、ラテンな感じ。とてもハッピーな雰囲気に、サンバっぽさがあって良いですね。
なお、Layton Wu は、アレンジャーとして参加しています。

私は、一度だけ、1月2日あたりの台北に行ったことがあるのですが、台北も冬は寒いので、ここまで南国気分ではなかったように思います。あまりに寒くて、現地でセーターを買った覚えがあります。
でも、このラテンな感じのあるクリスマスソングは、台湾の温かな雰囲気にマッチしているように感じます。

余談ですが、台湾の音楽を聴いていると、けっこうラテンな雰囲気の曲が多いんですよね。台湾には、アルゼンチン人の音楽プロデューサーで、明馬丁さんという方がいらっしゃいます。ラテンの雰囲気と、台湾の音楽性には通じるものがあるのかな?などを思うことがります。

さて、話を Layton Wu に戻します。
彼のHPに、プロフィールがありましたので、それを参考に書いております。

現在、彼はアメリカのシカゴを拠点にしていますが、音楽性の根底にあるのは、70年代から現在までの、ジャズ、ソウル、ブギ、R&B、ヒップホップ。

台北で、ビートメイカーとしての経験をしている時に、台湾を拠点に活動しているトラックメイカーで、世界的にも活躍するソニア・キャリコと、あと2名は調べても詳細が分からなかったのですが(ごめんなさい)qiubo と Conehead とも仲良くなったようです。

その後、セルフ ミックステープを2本リリースし、いくつかのシングルが、あちこちのコアな音楽ファンがアクセスするような場所や、レーベルなどでフィーチャー。
詳しく紹介すると、台北でのダンスシーンの音楽を集めている UnderU、中国のレーベル Babel Records、そしてドイツのTokyo Dawn Records がコンピを出しているようです。(彼について、調べながら、いままで知らなかったレーベルなどにも触れることができて面白い。本当、Layton Wu に感謝です。)

さて、最近ではシングルを作っているのと共に、デビューアルバムを作っているようです。

英語で書かれたサイトの内容を、なんとなく自分で訳しているので、少し違っていたら申し訳ないのですが、作った音楽と人との出会いで、活躍が世界に広がり、そして拠点もアメリカにしてしまうなんて、とてもカッコいいなと、ひらすら感動しております。

制作者としての才能があるからこそ、アレンジャーやプロデューサーとしての活躍も出来るのだなと感じています。
また、彼自身が培ってきた幅広い音楽性が、個性的だけれども、とても心地良い雰囲気の曲を生み出しているのでしょうね。

「夏夜晚風」
漢字文化を共有していると、タイトルからも涼しげで美しい雰囲気が漂います。実際に楽曲を聴くと、そのイメージが具体的に膨らむようで、心地良いです。

ちなみにこの曲は、台湾のベテランのロックシンガー 伍佰 Wu Bai & China Blueの 楽曲が原曲です。

オリジナルは、とてもドラマチック。夏の夜、何か心がときめくことが起こりそうな気持になります。
Layton Wu の楽曲では、夏の夜に風に当たりながら、まったりと静かに過ごしている感じがして。
どちらも、素晴らしい景色が浮かんできて、私は好きです。

「Good Friend Song ft. Natasha」
友達がいるからこそ、人生は輝くというような、とても幸せな気持ちにさせてくれる楽曲です。
こちらも、ちょっと懐かしい音とメロディを使いながらも、ただ単に懐かしいだけではなく、洗練された雰囲気があって素敵です。

「Chotto Matte Kudasai」
これは、タイトルからしても日本人には、刺さる!
ついつい、フレーズが口をついてきそう。こんなにチルな感じで、「ちょっと待ってください」を連呼されると、笑ってしまいます。日本語の意味より、音の楽しさを味わえます。

Layton Wu 雷頓犬の楽曲も、Spotifyで聴くことができます。
アルバムの発表が楽しみで仕方ありませんが、数々のシングルを楽しむことができますので、ぜひ。

また、Layton Wu 雷頓犬の楽曲も入っているプレイリストを作成しています。

楽しんで頂けると、とても嬉しいです。
セレクトについての記事も書いていますので、そちらも読んで頂くと、小躍りするほど喜びます。


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