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台湾的音楽 The Crane 抜け感の良さと色気を兼ね備えるR&Bアーティスト

台湾の音楽を紹介するシリーズ
アーティスト紹介は、2022年最初です。
今年は紹介だけではなく、プレイリスト作りも行っていきます。

The Crane
プレイリストを作っている時に出会ったアーティストです。
洗練された音と、ちょっと色気のある声に、「誰?!」と急いでアーティスト名を確認をしてしまいました。

「LIMO」
2020年にリリースしたシングルです。
シンセサイザーの音も、とても耳に残るし、部分部分で入るコーラスも心地いいし、とても好きです。
R&Bですが、ちょっとだけ70年代~80年代な音の感じがあるように私は思っていまして、それが昇華されて彼ならではの音楽になっているのかなと。

The Craneは、台北を拠点に活動をしているシンガーソングライターで、プロデューサーです。
Spotifyに記載しているプロフィールによると、多くの音楽からの影響を受け、そこには、スティーヴィー・ワンダー、Radiohead、フランク・オーシャンなどのアーティスト名を挙げています。
ピックアップするアーティストのジャンルも年代も、バラバラ。
それだけ多くの音楽に触れてきて、そこから得たものを自分の音楽に投影させているんですね。
確かに、彼がピックアップしているアーティストを改めて聴いてから、再び彼の音楽を聴くと、プロフィールに書いてあることに納得感が得られます。

「Unique Design」
クラップ音に合わせて、一緒に手を叩きたくなるような。
ディスコ感が、楽曲の根底に少しだけあるのが、心地いいなと思っています。聴いていると、音に合わせて体揺れて、気持ちが上がります。

MVに登場しているエンジェルが、The Crane 本人です。
このビデオに出てくる、彼氏の写真を入れるペンダントとか、小道具もレトロだし、なによりも映像の色合もレトロで、楽曲に良くマッチしています。

The Crane は、現在のところシングルのみを発表。活動も2019年あたりからのようです。これから、どんな楽曲を私たちに聴かせてくれるか、とても楽しみです。

R&B、ネオソウル、そしてベッドルームポップなど、オシャレだけど、頑張り過ぎない。抜け感がありながらも、過去のジャンルも踏襲している、素敵なアーティストがたくさんいますね。

以前にこちらでも書いた、LINION雷撃 L8ching などと共に、彼ももっと大きく活躍すること間違いないでしょう。LINIONは日本のアーティストとのコラボもしていますし、雷撃 L8chingは日本でもアナログ盤が発売されています。
2022年は、The Crane の楽曲が日本でもたくさん聴かれ、アナログ盤などが店頭に並ぶといいな。きっとジャケットも、めちゃくちゃオシャレだと思います。
何よりも、日本に来てライブをしてくれたら最高なんですけどね。

今年こそ、往来がしやすくなり、台湾アーティストと日本アーティストでのイベントがたくさんできることを願ってやみません。

The  Craneの楽曲はSpotifyでも聴くことができます。


また、今日の記事に出てきたアーティストの楽曲を含めたプレイリストも、Spotifyで公開していますので、ぜひチェックしてみてください。
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