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台湾的音楽 徐若瑄 ビビアン・スー

ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
徐若瑄 ビビアン・スー。

そうです、90年代にテレビを席捲した彼女です。
当時中学生だった私は、ビビアンが大好きでした。キュートでおとぼけで頑張り屋さんの彼女が出るテレビは、欠かさず観ていたのを覚えています。

台湾に戻り、今では大人の女性として、女優や作詞家などとして活躍していますが、もちろん歌手活動も行っています。
昨年に、アルバム『I'm V』をリリースしていますが、この作品では、タンゴ調の楽曲やロック、バラードなど、1枚の中に "これでもか!"というくらいの魅力を詰め込んでいます。

アルバムの1曲目を飾る「不敗的」(負けないヒト)
タンゴ調のリズムの中に、とても強いメッセージが込められています。不屈でありながらも美しい女性の姿が描かれていて、このご時世、心がくじけそうになる時もあるのですが、彼女の歌に励ましてもらうことがあります。歌声に、あの頃のビビアンが残っているけれど、とても強くカッコいい。素敵です。

「再見錯的人 Goodbye」
バラード調の曲ですが、90年代のポップス的なサビの盛り上がりが気持ちいなと思っています。ビデオが、なかなかオトナな感じですね。ビビアンの歌声の切なさがまたドラマチック。

ビビアンは、現在、結婚し、子育てもしながら活動をしています。
昨年に、映画『コンフィデンスマンJP』への出演で日本でも久々に彼女のニュースが出てきましたが、現在の彼女の活躍は、本当に多岐に亘っています。

昨年は、台湾で映画の主演と共に、エグゼクティブプロデューサーも務めました。その作品が、『孤味』(邦題:弱くて強い女たち)。
昨年に東京国際映画祭で行われた台湾映画特集でも上映されましたが、映画のチケットは即完売。私はチケットを手に入れることが出来ませんでした…。
この映画は、台南の屋台で3人の娘を育て上げた母親と彼女をめぐる家族などの物語。人間模様が丁寧に描かれている映画で、台湾ではかなりの反響のあった映画です。観たい…。

収録曲「別人的」は、『孤味』(邦題:弱くて強い女たち)のエンディングソングです。映画シーンも含めたバージョンのMVが、こちらです。

少し話がそれましたが、ビビアンは、台湾で第一線で活躍をしている女性です。

そして、このアルバム『I'm V』では、曲の途中に日本語のフレーズが出てくる作品があったり、日本語で歌っている作品もあります。(もしかしたら、日本語で歌っているのは、日本バージョンだけかもしれません。)

MVは見つかられませんでしたが、ちょっと気だるくて悪い感じの日本語がなんとも言えない「假扮的天使」。
聴いていると ”ビビアン!!” って言いたくなってしまいます。

ビビアンのYoutubeでは、歌詞に日本語字幕がついていたり、タイトルにも日本語の意味がついているので、とても分かりやすいです。ぜひ、遊びに行ってみてください。
そして、ビビアンの楽曲もSpotifyで公開されていますので、こちらもぜひ。


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